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 中国産のコメを混ぜたのに「国内産10割」と表示して販売したなどとして、京都府警と福井県警は18日、福井市の大手米穀会社「ライズ」(樋田信男社長)の本社工場や社長宅などを不正競争防止法違反(原産地を誤認させる行為)容疑で家宅捜索した。

 捜査関係者によると、同社は中国産を混ぜたコメを「国内産10割」「コシヒカリ」などと袋に表示して販売した疑いがある。京都府警が民間機関に鑑定を依頼したところ、国産以外のコメが確認されたという。両府県警は帳簿などを分析し、コメの入手販売経路や流通量などを調べる。

 同社は北陸地方のほか、京都市や名古屋市などに販売網がある。コメ販売とあわせてガソリンスタンドも経営するスタイルで注目されている。