トマトから自動車部品を作る米フォード社の取り組み

トマトカー


米国の自動車メーカー「フォード社」は、食品メーカーの「ハインツ社」が出したトマトの廃棄物をリサイクルして自動車の製造に活用する計画を発表しました。もしこのプロジェクトがうまくいけば、ケチャップ作りに不要な茎や皮などが、マイカーの内装になるかもしれません。フォード社は、ケチャップ作りの過程で出るゴミと他の材料をどのように混ぜ合わせれば、自動車に使える部品が作れるかを模索し始めたところです。

           

フォードのプラスチック研究技術者であるEllen Lee氏は、トマトは材料としてちょっとやっかいなものであるかもしれないと話しました。というのも、トマトは硬さを保つのに必要な性質を持ち合わせていないのに加え、他の自然繊維と同じように、機械にかけるには大きすぎるからです。しかし研究チームは他の自然繊維サプライヤーと共に、どうやってこのハードルを乗り越えるかを考え、研究を続けています。

およそ14年前、フォードの研究チームは、植物由来の素材(ココナッツ、リサイクルコットン、米のもみ殻、大豆など)を車の製造に使うために研究を始めました。現在Lee氏は「チームは初期段階の開発を終え、リサイクル素材や植物素材が使えるということが基本的には確認できた」とコメントしました。

環境に優しいエコカーは素材からエコなのかもしれませんね。


In The Future, Your Car Interior Could Be Made Of Tomatoes|Pouplar Science

Lindsey Kratochwill(原文/訳:Conyac

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