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中国 住宅価格の下落傾向広がる
6月18日 23時17分

中国では先月、新築の住宅の価格が前の月よりも下落した都市の数が4月に比べて4倍余りに増え、住宅価格の下落傾向の広がりが経済全体にマイナスの影響を及ぼしかねないという懸念が強まっています。

中国の国家統計局は毎月、全国の70の主要都市で新築住宅の価格を調査していて、18日、先月の調査結果を発表しました。
それによりますと、先月販売された新築住宅の価格が前の月に比べて上昇した都市の数は、4月の44から減って15となりました。
その一方で、前の月に比べて下落した都市の数は4月の8から35と4倍余りに増えました。
この中で、4月まで上昇を続けていた上海が0.3%下落したほか、※深センも0.2%の下落に転じるなど、住宅の需要が比較的高いと見られていた沿海部の大都市にも下落傾向が広がっています。
背景には、政府による価格抑制策が効果を上げていることに加え、景気が減速していることがあるとみられていますが、住宅価格の下落傾向が一気に広がれば、経済全体にマイナスの影響を及ぼしかねないという懸念が強まっています。
(※センは土へんに「川」)

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