ニュース詳細
福島原発4号機 燃料の一部6号機に移す6月19日 4時54分
K10053318511_1406190525_1406190534.mp4
東京電力福島第一原子力発電所4号機では、廃炉に向けて使用済み燃料プールから燃料を取り出す作業が進められていますが、移送先のスペースが足りなくなるおそれがあることから、一部の燃料を6号機に移すことを決めました。
ことし中に4号機からすべての燃料を取り出す計画には影響はないとしています。
福島第一原発4号機では、廃炉に向けて去年11月から使用済み燃料プールにある使用済み燃料と未使用の燃料合わせて1500体余りを取り出し、「共用プール」と呼ばれる別の施設に移す作業が続けられています。
これに伴って、東京電力は共用プールのスペースを空けるため、事故前から保管していた燃料を「キャスク」と呼ばれる保管用の容器に入れて別の施設に移すことにしていました。
ところが、キャスクの安全性の確認に時間がかかっているため調達が間に合わず、このままだと共用プールの容量が足りなくなるおそれが出てきたということです。
このため東京電力は、4号機に残されている燃料のうち、線量が低く比較的安全な未使用の燃料180体について、移送先を共用プールから6号機に変更することを決め、近く原子力規制委員会に申請することになりました。
東京電力は、ことし11月から6号機への移送を始め、計画どおりことし中に4号機からの燃料の取り出しを終えたいとしています。
[関連ニュース]
[関連ニュース] 自動検索 |
・ 東海第二原発 内部設備の安全対策公開 (6月18日 19時08分) ・ 原発事故の避難住民帰還へ81億円交付 (6月17日 15時16分) ・ 東電福島第一・第二原発 新たな異常なし (6月16日 8時09分) |
[関連リンク] |
|