オフ会についての話で古参がどうとかいう話が出てきているようです。
ここはブックマーカーとして周辺事態を想定しつつ、淡々とブックマークしていきたいところですね。
だれが古参だ
さて古参とはなんでしょうか。
はてなの最初期からやってるユーザー?
最近、わたしは自分がいつの間にか古参に分類されているということに気づきましたが、古参とされるにはあるひとが
「ああ、あのひとは古参だね」
という認識がなければならないんですね。
逆に言えば
「ああ、おれって古参って思われるんだ」
みたいな。
つまり、だれかにその存在を
「(古参と言われるほど)以前から認識されている」
ということが重要なのでしょう。
たとえばはてなアンテナというサービスがありますが、アンテナオンリーのユーザーというのはほとんどまぁ認識されないでしょう。なので、
「サービス開始時期からずーーっとアンテナ使ってるだけ」
というひとはたぶん
「古いユーザー」
ではあっても、だれかに
「古参ユーザー」
というふうには言われない。
存在を認識されてないから*1。
じゃあ「だれに認識されればいいのか」ということですが、だれでもいいんじゃないんですかね。
「あのひとは古参だな」って思うひとがいれば、まぁそういうことになる。
年数とかもあんま関係ない。
逆に言えば、古参ユーザーなんてそれだけのものなんです。
「認識される」ということ
SNSがなぜ流行ったかというと、ネットみたいにだだっ広いところでいきなり匿名でダイアリーorブログ始めたって
「だれ?」
というか、そういう問いかけさえない、
「」
という感じなわけですが、SNSだとそういう放り出された感があまりない。
なにしろ「つながり(認識)」が前提となっているのだから*2。
なので、ネットで「あーあのひとか」って認識されるのはそれなりに大事なことなんでしょう。たぶん。
「古参」と呼ばれたひとはつまり「認識されてる」わけで、そうでないひとからは
「チッ」
みたいな感じがするかもしれません。「古参だからって……」みたいな。
「認識されてる」からといって、べつにいいことがあるわけでもないですが*3。
ただネットで「顔見知り」みたいなものができるという、ゆるいSNSみたいな状態にはなれる。はてな周辺では。Twitterも含めるけど。
そこにはSNS特有の「つながってるぜ!」みたいなウザさもない。
で、そこに
「ブックマーカーでつながろうぜ!」
みたいなのを持ち込まれても、「古参」としてはそんなに興味がもてないんじゃないだろうか。
よく知らんけど。
ただニューカマーには需要があると思う。
余談1
かつてダイアリー全盛期には、わりと「界隈」ごとに分かれていたと思うんですよ、はてな全体は。キーワードでつながってたわけで。
「界隈」のなかでは顔見知りがいても、その外についてはほぼ知らなかったり。
その「界隈」がそれぞれの「はてな村」だったような感じ。
それが同じ所で一堂に顔を合わせるようになったのがはてなブックマークのコメントで、今では「はてブ=はてな村」みたいに言われてたりするわけです。
そういう意味では、はてブのコメント欄というのは異種格闘技戦みたいなところがあって面白い。
そしてブックマークユーザーとダイアリーユーザーとの乖離みたいなのもあった気がする。
あと、ある時期を経験したはてなユーザーにとって「はてな村」というものは
「ユーザーやイベントの集合を指すなにか」
というよりは、
「(年齢を問わず)ある共通の時期を過ごした集団」
みたいなものなのかもしれないなぁと思った。
「戦中派」とか「911経験者」みたいな。
なので、個々のユーザー(はてブ、はてダ)それぞれに違った「はてな村」があるんじゃないか、という気がしている。
余談2
昔々、はてなリングというものがあって。
そこにブックマーカーリングというものもあったわけです。
さほど活用されてたわけではないですが、はてなブックマークに関しての疑問・質問なんかをやりとりするにはああいう場所があると便利かもしれない。
今はそういうの、増田でやればいいのかもしれませんが。
余談3
はてなダイアリー(とアンテナ)がうまくいった理由のひとつに
「idで呼びかけられる=idが名前代わり」
というところがあった気がしますね。
え、このひとどういう名前なんだろ、とか考えなくていい。とりあえずidで呼んでおけばOK。そしてidさえ覚えておけばOK。
idが名刺代わり。
idコールすればすぐつながる*4。
ブックマーカーの場合、idもそうだけど、アイコンもわりと重要でしょう。
idうろ覚えでも、「あーあのアイコンのやつかー」とかなる。
そのへん、デフォルト画像(シルエットマン)のままだと「認識」されにくい。
(相当にインパクトのあるコメントするとか、粘着とかでもしない限り)
そういえばダイアリー時代はあんまりアイコン(favicon)は重視されてなかった気がする。
あのころはダイアリーのタイトルがアイコン代わりだったのかもしれない。