4時間48分の死闘で惜敗!原巨人、連勝7でストップ
◆交流戦 巨人5―6オリックス(18日・東京ドーム)
2年ぶり2度目の交流戦Vを狙う巨人は、オリックスとの4時間48分の死闘に競り負け、連勝が7でストップした。先発の大竹寛投手(31)は6回途中で降板し、6勝目を逃した。5月31日の対戦で巨人打線を9回無安打に抑えた幻の“ノーヒッター”金子千尋(30)を6回途中でKOしたが、8連勝はならなかった。
先発の大竹は1回に糸井の右前適時打で1点先制され、4回にはぺーニャの左越えソロを浴びた。6回、先頭のヘルマンに死球を与え、5安打3失点(自責点1)でマウンドを降りた。
中継ぎ陣は大乱調だった。2番手の今村は坂口のバントを三塁へ悪送球し、1失点。3番手の香月は駿太の左前適時打などで2点を失った。そして7回、4番手の久保がペーニャに押し出し死球で決勝点を献上した。
打線は3回、坂本が24試合ぶりの4号ソロ。坂本は2試合連続の猛打賞となった。3点リードされた6回裏には代打・セペダが7試合ぶりの右越え5号3ラン。巨人は3度同点に追いついたが、7回以降は追加点を奪えず反撃できなかった。
試合時間4時間48分は、9回で終わった試合としては交流戦で最長試合となった。これまでの記録は2009年6月3日のオリックス―中日の4時間43分だった。延長試合では07年6月14日の日本ハム―横浜の5時間53分が最長。
【オリックススタメン】
1(二)平野恵、2(遊)安達、3(三)ヘルマン、4(右)糸井、5(左)坂口、6(指)ペーニャ、7(一)T-岡田、8(捕)伊藤、9(中)駿太
【巨人スタメン】
1(遊)坂本、2(二)片岡、3(右)亀井、4(三)村田、5(捕)阿部、6(左)アンダーソン、7(指)高橋由、8(中)長野、9(一)ロペス
【試合経過】
◇9回(両軍0)
【オ】(投手マシソン、左翼鈴木)糸井捕邪飛、中村中前安打、ペーニャの代打竹原のとき中村二盗、竹原四球、Tー岡田二飛、伊藤一邪飛
【巨】(投手平野佳)亀井三ゴロ、村田三振、阿部二飛
◇8回(両軍0)
【オ】伊藤中前安打、駿太のバント投前ゴロを山口二塁悪送球で伊藤二進、平野恵の三塁前バントで伊藤三進、駿太二進、安達右飛、ヘルマン遊ゴロ
【巨】(投手佐藤達、三塁原拓)アンダーソン中飛、高橋由四球(代走鈴木)、長野の右前安打で鈴木二進、セペダの一ゴロで鈴木三進、長野二進、坂本四球で満塁、片岡中飛
◇7回(オ1、巨0)
【オ】(投手久保、一塁アンダーソン、左翼セペダ)平野恵左飛、安達中前安打、ヘルマンのとき安達二盗、ヘルマン三振、糸井敬遠四球、坂口死球で満塁、ペーニャの押し出し死球で安達生還、なお満塁(坂口の代走中村、投手山口)、T-岡田三振
【巨】(投手馬原、左翼中村)亀井三振、村田二ゴロ、阿部左飛
◇6回(オ3、巨3)
【オ】ヘルマン死球、(投手今村)糸井四球でヘルマン二進、坂口のバント投前ゴロを今村三塁悪送球でヘルマン一挙生還、糸井一挙三進、坂口一挙二進、(投手香月)ペーニャの遊ゴロで糸井生還、T-岡田四球、伊藤の投ゴロで坂口三進、T-岡田二進、駿太の左前安打で坂口生還、T-岡田三進で左翼アンダーソンの本塁送球が逸れる間に本塁狙うもタッチアウト
【巨】アンダーソン三振、高橋由左越二塁打、(投手比嘉)長野の遊撃内野安打で高橋由三進、ロペスの代打セペダ右越5号3ラン、坂本、片岡ともに三振
◇5回(オ0、巨1)
【オ】駿太、平野恵、安達いずれも二ゴロ
【巨】坂本中前安打、片岡のとき坂本二盗、片岡の遊ゴロで坂本三進、亀井の右翼線二塁打で坂本生還、村田の遊ゴロで亀井三進、阿部二飛
◇4回(オ1、巨0)
【オ】坂口三振、ペーニャ左越17号本塁打、T-岡田中前安打、伊藤三振のときTー岡田二盗失敗
【巨】高橋由右飛、長野中前安打、ロペス三振、坂本のとき長野二盗失敗
◇3回(オ0、巨1)
【オ】駿太右前安打、平野恵のバント捕邪飛が捕手阿部への守備妨害となり打者平野恵アウト、安達の左前安打で駿太二進、ヘルマンの遊ゴロで駿太三進、安達二進、糸井遊ゴロ
【巨】坂本左越4号本塁打、片岡中前安打、亀井の左前安打で片岡二進、村田の二ゴロで片岡三進、亀井二進、阿部、アンダーソンともに三振
◇2回(両軍0)
【オ】ペーニャ三振、Tー岡田一ゴロ、伊藤三ゴロ
【巨】阿部中前安打、アンダーソン三振、高橋由四球で阿部二進、長野の二ゴロで高橋由二封、阿部三進、ロペス三振
◇1回(オ1、巨0)
【オ】平野恵一ゴロ失、安達の遊ゴロで平野恵二進、ヘルマンの中飛で平野恵三進、糸井の右前安打で平野恵生還、坂口三振
【巨】坂本中前安打、片岡の投前バントで坂本二進、亀井遊飛、村田右飛