クラスの男の子はほとんど頭の中で惨殺した。四肢を切断し、密室に監禁する。自分で処理できない自分の排泄物が部屋に溜まっていく。死にかける一歩手前で助けだし、手厚く看病する。安心して人間らしさを取り戻したら、また監禁する。全身を剃刀で傷つけて、水で洗ってやるのもいい。書いてたら興奮してきた。
私は目立たない、おとなしそうな女だから、セックスできると思った男が寄ってくる。
男が男を求めず、女を求めるのは、力ずくでは男には勝てないからだ。女相手の方が勝率が高い。
男は女は美味しい食べ物を作ったり掃除洗濯をして、身の回りの世話をするべきだと考えている。自分より弱いから。
でも女が食事に何を混ぜるのか、身の回りの世話をしながら何を考えているのか、知らない。
知らないということを、知らない。
人相の悪い詐欺師は親切だ。信用ならない人間だと、顔に書いてある。
男は自分の脳は飾りで、股にぶらさがっているものが本体だと自覚している。それを隠すために身なりや言葉遣いを気にする。
私は男がとなりにいる時、いつも殺し方を考えている。
男は女を使い捨てにできる。でも私には体も命もひとつしかない。
愛情を知らないのかと言われるかもしれない。
私は美しい空や景色、可愛らしい動物や花が好きだ。映画を見て泣いたり、バラエティを見て笑う。
そういうなにげない生活を愛している。自分の命を、体を、愛している。そのことと、男を頭の中で殺すことは矛盾しない。
男の人が道端に倒れていたら通報してあげるし、道を聞かれたらちゃんと答える。笑顔で応対もできる。
便利なので鞄にはいつもハサミが入っている。それだけだ。
男は死んだ人間は口がきけないのだということを、もう少しよく考えた方がいい。
オレMだからそういう妄想をオカズにしてる。めちゃくちゃチンポ勃った。