ギリシャ戦は金曜朝７時…社内＆車内で一緒に応援プラン

キリンの従業員と家族向けに行われた１５日のコートジボワール戦ＰＶで、本田の先制点に喜ぶ Photo By スポニチ

　サッカーＷ杯で日本２戦目となるギリシャ戦は、２０日午前７時（日本時間）キックオフのため、多くの人たちにとって通勤・通学時間帯となる。試合中継を、どこでどうやって見ようか…。悩む日本サポーターのために、複数の企業などで、社内で早朝応援会を計画する動きも出ている。

　日本代表オフィシャルパートナーの「キリン」（東京都中野区）は、社員が集まってテレビ観戦会を予定。社屋の一部を午前６時半から開放し、ブラジルで戦う日本代表に声援を送る。

　通常の業務は９時始業。早朝手当は付かない任意の参加だが「確実に試合を見られると、参加希望者も多そうです。仕事前なのでノンアルコールの“キリンフリー”を飲みながら応援します」（広報担当）という。

　また、世界的スポーツイベントの日本代表戦の時には「サッカー休暇」を導入しているＩＴ企業「ジオコード」（東京都港区）も、早朝社内観戦会を開催。社員８０人中、既に７５人が参加の予定。日本代表が勝利した場合は、当日臨時休暇となる。

　一方で、多くのビジネスマンは、試合途中で出勤することになる。ビジネス書などを手掛ける東峰書房が今月上旬、３０〜５０代を対象に実施したアンケートによると、会社員の５０％が「ギリシャ戦に関心はあるが仕事（もしくは学校）のため最後まで観戦できない」と回答。「会社に遅刻してテレビ観戦する」という人や、「会社を休む」と答えた人は、それぞれ２％だった。
　
通勤・通学途中に電車内で、スマートフォンなどのワンセグ機能で中継を見る人も多そうだ。

　ただ、「ｉＰｈｏｎｅ」はチューナーが搭載されておらず、別売りのチューナー（７０００〜１万円前後）を用意する必要がある。チューナーのメーカー「ＢＵＦＦＡＬＯ」によると「先月ぐらいから売り上げが伸びていて、好調」という。

　ネットで試合経過を確認するという人は、偽サイトもあるので要注意。インターネット上には試合をライブ中継するというソフトをダウンロードすると、遠隔操作ウイルスに感染するファイルが出回っており、安全なサイトかどうかを確認する必要がある。