【略歴】ダニエル・キイス Daniel Keyes
1927 年8月9日ニューヨーク生まれ。ブルックリン・カレッジで心理学を学んだ後、雑誌編集などの仕事を経てハイスクールの英語教師となる。このころから小説を書きはじめ、1959年に発表した中篇「アルジャーノンに花束を」でヒューゴー賞を受賞。これを長篇化した作品がネビュラ賞を受賞し、世界的ベストセラーとなった。その後、オハイオ大学で英語学と創作を教えるかたわら執筆活動を続け、『五番目のサリー』『24人のビリー・ミリガン』など話題作を次々と発表していたが、やがてフルタイムの作家となった。1992年と1999年に早川書房の招聘で来日し、ハヤカワ国際フォーラムでの講演などで多くのファンを感動させた。