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2014年06月11日 うまい、安いは要注意!? このエントリーを含むブックマーク

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初めて日本に来る外国人は食事代が安いのにおどろく。
こんなに清潔で美味しくサービスもいいのに!と、とてもうれしそうだ。ぼくもそう思う。ヨーロッパ諸国に比べると、だいたい3割から4割は安い。スペインイタリアなどは平均所得は日本より低いが、外食費は日本よりも高くつく。牛丼屋や格安弁当などに至っては、もはや新興国並みの値段である。

なぜ日本の食事は安いのか?
利益ぎりぎりでやっているから? それもあるかもしれない。企業努力は実に涙ぐましいものがある。それから為替相場。下がったとはいえ相対的にまだ円高傾向にある。だけど、あんがい見落とされがちなのが食品添加物の存在。これのおかげで原価を低くおさえられているといえそうだ。

世界でもっとも安全な国のひとつ、日本。だけど口にする食べ物については少し、安全性を間引かないといけないかもしれない。うすうす気づいているかもしれないが、わりと日本は食品添加物天国なところがある。日本人の死因の2人にひとりががんである現実と、どこかつながっているかもしれない。

たとえばコンビニ弁当、そこで売られている おにぎり、サンドイッチ、おでん、からあげ、フレンチドッグ・・・これらは添加物のオンパレードである。ぼくたちは朝おにぎりを握って外に放置すれば、昼過ぎにはご飯つぶの表面が硬くなることくらい知っている。ならばコンビニのおにぎりがなぜ1日経ってもそうならないのか不思議に思うはずだ。コンビニおにぎりはコメを水ではなく、油やシリコンで炊く。さらにpH調整剤などの保存料を加えている。油で炊いている証拠に、おにぎりをひとかけら水の入ったコップに入れれば、ちゃんと油が浮く。海苔にも油がしみこんでいるから持てば指がヌルヌルする。「ランチパック」のような調理パンも添加物がすごい。パン部分だけでも塩化アンモニウム、リン酸塩、炭酸カルシウム・・加えて具にもたっぷり含まれる。まあ、まともじゃない。作っている会社の社長はまず食べないというシロモノだ。値段が安いのは、ある程度長持ちするからこそである。

世界がうらやましがる日本のコンビニの充実度。
便利の裏には同じだけ不便が潜む。不便をリスクと言いかえるべきかもしれない。24時間売り場にさらしっぱなしという過酷な条件をクリアするためには、食品は生身じゃとても耐えられず半ばアンドロイド化せざるを得ないのだろう。同じことはセントラルキッチンを持つような大手居酒屋やレストランチェーンにもいえそうである。

参考までに国別添加物の品数は

さすがアメリカは多い。ヨーロッパは規制が厳しいことがわかる。スーパーで買おうとレストランで食べようといちいち高いのは、保存料などの添加物が少ないぶん、廃棄コストの割合を多めにおり込んでいるためでもある。さてわが国はどうかというと・・・

  • 日本    351品目*1

なんと!アメリカの3倍弱もある。
日本人一人あたりの平均食品添加物摂取量は年間4kg〜6kgにもなるといわれる。そのうえ外食が多かったりファーストフードコンビニ食品をひんぱんに食べる人なら11kg程度にも及ぶ。がん患者や糖尿病患者が多いはずである。ちなみに糖尿病患者はその予備軍を含めると日本人口の2〜3割。あなたもそのひとりかもしれないが、3000万人もいるのだ。一度なれば生涯続く糖尿病。ひそかに蝕み臓器をボロボロにする。合併症を引き起こし死亡することもある。サイレントキラーといわれるゆえんである。生涯投与し続けなくちゃならない薬代や人工透析などの医療費バカにならない。ひとり500万円かかるともいわれる。

安い食料品は結局高くつくのかもしれない。
ぼくのある友人は糖尿病で働けなくなり、生活苦のため家族が離散した。仕事が忙しく来る日も来る日もコンビニ弁当、健康診断もたまにしかいかず、いけば再検査がめんどくさいからと放っておいたらある日心筋梗塞で倒れた。あとで「死ぬかと思ったよ」と本人は自嘲気味に笑うが、ぼくもまわりのひとも笑えない。


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いまの日本で添加物をまったくとらないでいるのは至難である。それにそもそも食べないと生きていけないし、高い食品ばかりでは生活が苦しくなる。対策のひとつは、なるべく余計なものを食べないということだろう。清涼飲料水にも注意だ。

よけいなものを食べないでいると体の調子が良くなるのを実感するはずだ。イヤな脂肪が取れ、肌がきれいになる。髪の毛がしなやかになる。添加物のほとんどは体内で消化できない。毒と認識されさんざんたらいまわしにあい、血管を傷つけ肝臓腎臓に負担をかける。人間は本来、自然に毒を排出し体内を浄化させる能力を持つ。バランスよくまともな食事をすれば浄化する余裕があるが、たて続けでは排外するヒマもない。「ファーストフードも休み休み食え」ということか。たとえばマックは1ヶ月に1度以下、コンビニ弁当は週に一度だけ、というふうにペースを決め、守ることがいいと思う。


安く美味しいものがありつけるのはありがたい。だが払う代償にも限度があるというものだ。

*1添加物:日本351品目とあるがもちろん世界ワーストではない。ちなみに中国は2000品目以上あるといわれる。

紋白紋白 2014/06/12 12:23
添加物と
モンスター食品の事実

初めて知った時
スーパーに入っても
買うものが見つからず
店内を何度も回ったあげくに
カラのカゴを返してお店を出る…
なんてコトがありました。

自ら選んで摂取したもので
できている私たちの体。

知らないだけで
もう既にアンドロイド化しているのかも。

麻痺してしまった感覚を
とりもどす為の努力をしなきゃ
と思います。

昔の同僚昔の同僚 2014/06/13 14:07 うーん、私もあのまま今まで27年間を日本で暮らしていたらきっと「糖尿病」になっていたでしょう。だけどドイツに居たおかげ、女房の手料理を食べてたおかげでそんな厄介な病気にも罹らず「よかった〜」です。肝臓の数値も理想的、これは30歳まで一滴のお酒も口にしなかったおかげかと。コレストロールの数値が正常範囲なのは意外に健康的なものばかり(高いものばかり)を口にしているせいかもです。大昔は麦やヒエを食べてた「貧乏人」が健康でしたが、現代は金がなければおっしゃるように食材も怪しいものを添加物漬けにして調理法も出鱈目な、まるで「ゴミを口にしている」ようなコンビ食品に代表される情けない状況に今更ながらに驚きました。素敵な記事をありがとう。

faithiafaithia 2014/06/13 17:51 日本は長寿だと言われますが、医療面は別として、食料面は今のご長寿の方と現代人(?)では随分と違いますからね。多分、私達は生まれた時から添加物にまみれちゃってますもの。そんな長生きしないような気がする。
年配の方と話をしたとき、昔の日本は貧しくて食べることにも困ったけど、今、飽食の時代となって、当時、自分達が食していたような物を大金をはたいて求めているのがどこか滑稽だと話されていました。
ホントそうですよね。
お金持ちだけが長生き出来る世になるのでしょうか…?
上司が趣味で農作業をされているので、無農薬朝どれ野菜のお裾分けをいただく事があります。
まさに、産直!!生産者の顔が見える作物です。
父に言わせると「昔の野菜の味がする」そうです。
その野菜を食すと、ありがたさを感じます。
上司も「作るより買った方が全然安い。スーパーで値段見るとびっくりする」とは言っていましたけどね。

うさぎくんうさぎくん 2014/06/14 12:43 子供の頃、暮れになると祖母の家から自家製のお餅(シート状のやつと鏡餅)をもらってきて、食べていました。結構な量だったので、1月中旬ぐらいまで残っていましたが、七草の頃にはかなり青カビが進行していました。鏡開きの頃になると、鏡餅の、餅同士や床に接しているところなどはもうカビカビ。餅自体も固く、ひびが入っていて、まともに食べられる状態にはありませんでした・・。カビ、包丁で削って食べてたけど。

と、言う話を若い子に話したら、お餅のカビなんて見たことがないそうです。市販の切り餅って、ほおっておいても全然かびないし、考えてみると同じ食べ物とは思えないですね。相当、いろんな添加剤が入っているんでしょうね。

食パンは今でもかびるけど、お店で焼いて売っているのと、大手メーカーが工場で作っているものとではカビの生え具合が全然ちがう。あまりにカビないと、不自然じゃないかと思うのですが。

今の子はすぐにカビるほうが変(不衛生なものかも?)と思っているかも・・。

stultorumstultorum 2014/06/15 03:32 Facebook経由でお邪魔しております。2点お尋ねです。

1.「コンビニおにぎりはコメを水ではなく、油やシリコンで炊く。」について
油についてはご自身で確かめられたようなのですが、シリコーン添加については検索をかけても個人ブログ程度しかひっかかりませんでした。おにぎりで使用しているという確かな情報をお持ちでしたら教えて下さい。

2.各国の食品添加物の数について
これも数字のソースがあればご教授願います。
私が調べた限りでは、ご提示のような数字には行き着きませんでした。
アメリカと日本との比較については、下記サイトが一次ソースを明記の上、分かりやすくまとめておられます。連邦規則集や厚労省のソースそのものにも当りましたが、正しい数字を使っておられます。
http://www.foocom.net/column/cons_load/9033/
「添加物」の意味する所の線引によって変動するかもしれませんが、それでも「日本がアメリカの3倍弱」という数字にはやや疑問符がつく所です。

また、EUの食品添加物は、E番号(http://ja.wikipedia.org/wiki/E%E7%95%AA%E5%8F%B7#E1000.E2.80.93E1599_.EF.BC.88.E8.BF.BD.E5.8A.A0.E5.8C.96.E5.90.88.E7.89.A9.EF.BC.89)によって管理されていると聞いております。
個々の国家で線引はあるのかもしれませんが、上記を見た後でドイツ64品目、フランス32品目、イギリス21品目というのは俄には信じがたい数値です。
下記サイトも参照いたしました。こちらは1次ソースから引用した数が時々間違っておりますが…。
http://d.hatena.ne.jp/lastline/20140401/1396292584#tb

加えて、日本の既存添加物やアメリカのGRAS(http://ja.wikipedia.org/wiki/GRAS)のように、食文化によって添加物は大きく異なります。添加物の認可数の多寡によって、その国の食品の安全性にまで踏み込むのは、少々乱暴な論ではないかと危惧しております。

当方もコンビニ飯にはいいイメージがありませんし、そこへの警笛を鳴らす意図は大いに賛同いたします。ただ、特に具体的な数字に関しては情報の出処を確かなものとしなければ、論の屋台骨そのものが揺らぎかねません。
大変不躾ながら、上記の様なご指摘含め質問をさせて頂いた次第です。お読み頂き誠にありがとうございました。

はてなはてな 2014/06/17 12:10 日本って、そんなにもたくさんの添加物が使われてるんですか!
予想をはるかに超えていてびっくりしました。
そうなると、食品添加物が大量に使われ始めて規制がなかった50年ほど前は、もっと多かったということですね。恐ろしいです。

コンビニのお弁当で、売れずに残ったものを豚の餌として与えたところ、奇形児がたくさん生まれたもいう話をなにかできいたことがあります。
餌を元に戻したところ、その減少も消えたのだそうです。

あと、ファーストフードを愛犬に与え続けていたら3、4年で亡くなってしまったという話も飼い主さんに聞きました。

こういうのって、人間になにも影響ないワケがないですよね。
恐ろしや…。

もともとファーストフードは滅多に食べませんが、これを聞いてますます足が遠のくようになりました。

うーんうーん 2014/06/17 21:33 添加物を知らないでバクバク食べる人も無知だが、添加物を過剰に忌み嫌い、日本の現状を嘆く人もなんだかなーと思う。

そんな危険な添加物が多用され摂取しているのであれば、なぜ日本人はこれほど長寿なのでしょうか?

衛生管理が徹底していることが、食品の保存期間を伸ばしている事を知っていますか?

私が積極的に添加物を摂るワケではありませんし、出来る限り避けるようにしていますが、一部の真実を使い、その他の伝聞をあたかも真実のように伝え、過剰に不安を煽るのもどうなのかなと思います。

通りすがり通りすがり 2014/06/18 00:23 FBから来ました。
この手の記事がFBでシェアされるたびに、扇動的にシェアしまくる方々見て、残念に思います。ブログ主さんがご自分でされている対応「ファーストフードも休み休み食え」ということか。たとえばマックは1ヶ月に1度以下、コンビニ弁当は週に一度だけ、というふうにペースを決め、守ることがいいと思う。」には大いに賛同いたします。何事も「程度問題」だと思います。
うさぎくんさんのコメントに一言。
小さなお店で焼いたり、自宅で焼くパンがカビやすく、大手メーカーの方がカビにくいという点ですが、当然だと思いますよ。端的に言えば「小さなお店や自宅の方が格段に不衛生」だからです。認めたくないかも知れませんが、それが事実です。大手メーカーの工場では製造現場で落下菌検査などを常時行い、浮遊菌のモニタリングをしています。大手の場合、もし菌による食中毒などが生じた場合の影響も大きいですからね。
まあ、何を信じたいかは個人個人の自由ですので、それについては何も申しませんが、上の stultorumさんやうーんさんのコメントの方が冷静な対応だと思いますね。

とうりすがりとうりすがり 2014/06/18 01:31 写真館をしている人から聞いた話。葬儀屋さんが、今の仏さんは劣化しにいくい。添加物のせいだと仰ってたそう。昔はアイスか何かで劣化を遅らせてたけど、今は不要とのこと。

とうりすがりとうりすがり 2014/06/18 01:31 写真館をしている人から聞いた話。葬儀屋さんが、今の仏さんは劣化しにいくい。添加物のせいだと仰ってたそう。昔はアイスか何かで劣化を遅らせてたけど、今は不要とのこと。

とうりすがりとうりすがり 2014/06/18 01:31 写真館をしている人から聞いた話。葬儀屋さんが、今の仏さんは劣化しにいくい。添加物のせいだと仰ってたそう。昔はアイスか何かで劣化を遅らせてたけど、今は不要とのこと。

とうりすがりとうりすがり 2014/06/18 01:31 写真館をしている人から聞いた話。葬儀屋さんが、今の仏さんは劣化しにいくい。添加物のせいだと仰ってたそう。昔はアイスか何かで劣化を遅らせてたけど、今は不要とのこと。

おむすびころりんおむすびころりん 2014/06/18 06:46 興味深く読ませていただきました。
ちょっと気になったのが糖尿病患者の話ですが、たとえばアメリカなどはおよそ3千万人の糖尿病患者がいて、年間7万人ほど亡くなられているようです。
http://www.diabetes.org/diabetes-basics/statistics/infographics.html

人口比や医療設備・制度の違い、個人が支払える治療費の違いなどもあるでしょうし、添加物とは関係ないところで糖尿病の原因となる生活をしていることもあるでしょう。
なので一概に比較はできませんが、食品添加物と糖尿病を結び付けるのは少々強引ではないかと思います。

はてなはてな 2014/06/18 07:19 通りすがりさんの話、私も聞いたことがあります。
特に若い方ほど、その傾向があるとのことでした。

ひとつの食品に対してだけでみるなら、基準範囲内で問題ないのかもしれませんが、一人の人間の摂取量として考えろと、一生のうちにどれだけ摂取するかによって害も出てきて当然。
体外に排出されにくくて溜まっていくことが一番の問題なのでしょう。


最近の子供にアレルギーが多いのも食品添加物と大いに関係があるという話もいろんなところで聞いたことがあります。
食品添加物がいまよりも大量に規制もあまりなく使われ始めて、まだ抗体ができていなかった母親から生まれた世代。その世代から生まれた子供達がちょうど、生まれながらのアレルギー体質の子供達の世代だということを。
実際、私自身も、残業が続いて手料理の時間がとれず外食や市販のお弁当を摂る日が続くと、胃がもたれやすくなり体調も優れなくなってくるため、添加物の悪影響は実感しています。
普段から多めに料理を作って冷凍しておき、あとは温め直したり焼いたりするだけでいいように工夫するように食生活を変えたところ、やはり身体の調子も目に見えて良くなってきました。

ひとつ前に私がかいたコメント、減少→現象の間違いでした。
失礼いたしました。

shellyshelly 2014/06/18 08:43 納得できる部分と疑問を抱いた点があります。
確かに食品添加物は多く使われています。
日本人が癌でなくなる1つの理由かもしれません。
子どもがアレルギーや他の問題を抱えて生まれてくるのももしかしたらその為なのかもしれません。
けれど、忙しく働く者にとってスーパーやコンビニの出来合いの食品は大変便利な物です。
進んで添加物を取りたいわけではありません。
スーパーやコンビニも無添加で衛生を保つ努力をしています。
食材を買って自炊し、冷凍保存。昼食は外食ではなく手作り弁当を。
長い目で見ると節約にもなり体にも良いと思います。
でもその為に睡眠時間を削り娯楽の費用を食品に当て、披露やストレスを増やしてしまっては本末転倒です。
自分の出来る範囲で過剰摂取に気を付ければ十分だと思います。事実を知ることは大切ですが、少々、強い批判な印象を受けコメントさせていただきました。失礼いたしました。

ソルビン酸Naソルビン酸Na 2014/06/18 09:13 結構、重要な記事ですよね。

しかし、添加物とりまくっていて、じゃあなんで日本人は長寿なんだ?とか、コメントしたり、いや便利だし、衛生面で必要だとか、ほざいている一般消費者(?)のコメントが見受けられますが、

こいつら、アホかと思った。(日本人に意外に多い)

長寿って、寝たきりや認知症、末期ガン、重度のアレルギー、慢性鬱病の状態でも人間は生きていると言える訳で。

そろそろ、こういう現実に食品添加ケミカルが
大きく影響している事実に目をむけろよ!って思いますが。

いろいろ心身不調を訴えている人が物凄い数でいますが、

これらの食品接種を止めれば、大半は症状改善しますよ。

その位心身共に、影響されてる。

忙しくてできない、なんて言っている人は、元々治す気がないだけ。