集団的自衛権の行使容認に反対する市民団体が16日、神戸市中央区で抗議活動を行った。集団的自衛権については安倍首相や自民党に加え、連立相手の公明党執行部も行使を可能とする憲法解釈変更の方向にかじを切ったとされ、「安倍政権の暴走を止めるため、主権者一人一人が声を上げて」と道行く人たちに訴えた。抗議活動は20日まで三宮や元町で連日行われる。
各種団体でつくる「憲法改悪ストップ兵庫県共同センター」と、弁護士や学者らでつくる「兵庫県憲法会議」の主催で、この日は神戸・元町で実施した。
同会議事務局長の上脇博之・神戸学院大教授(憲法学)は「集団的自衛権は他国の戦争に参加する権利。殺し、殺される現場に自衛隊を派遣していいのか」と声を張り上げた。
(黒田勝俊)
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