ベレズツキ、英語力を買われロシア代表の主将に
2014年06月17日 16:20 発信地:クイアバ/ブラジル
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×サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)グループHの韓国戦を控え、クイアバ(Cuiaba)のパンタナール・アレーナ(Pantanal Arena)で記者会見に臨むロシア代表の主将ヴァシリ・ベレズツキ(Vasili Berezutski、2014年6月16日撮影)。(c)AFP/KIRILL KUDRYAVTSEV
【6月17日 AFP】ロシア・プレミアリーグのCSKAモスクワ(CSKA Moscow)に所属するヴァシリ・ベレズツキ(Vasily Berezutskiy)が、17日に行われるサッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)グループHの韓国戦で、ロシア代表の主将を務める──その理由は、英語が話せるからだという。
ロシア代表のファビオ・カペッロ(Fabio Capello)監督は、膝の手術を受けてからモスクワ(Moscow)の自宅で療養しているロマン・シロコフ(Roman Shirokov)に代えて、ベレズツキを主将に指名した理由を次のように説明している。
クイアバ(Cuiaba)で行われた試合前の記者会見で、どうしてロシアの富豪ロマン・アブラモビッチ(Roman Abramovich)氏のようなやり方をするのかと聞かれたカペッロ監督は、「(ディナモ・モスクワ(Dynamo Moscow)に所属する)イゴール・デニソフ(Igor Denisov)がピッチ上のリーダーだが、彼(ベレズツキ)は英語が話せる。審判とのコミュニケーションは重要だ」と答えた。
ベレズツキは、「主将に任命されたことは、とても光栄だ。重責を負うことになるが、ピッチの内外で良き手本となりたい」とコメントした。
シロコフの不在は代表チームにとって大きな痛手となったが、致命的ではないとベレズツキはいう。
「もちろん、シロコフを失ったことは大きい。しかし、ロシアは強いチームだ。彼の不在が、試合に大きく影響するということにこだわっている場合ではない」
欧州予選での快進撃でブラジルへの道を切り開いたロシアは、12年ぶりにW杯の舞台へ復帰している。
ロシアは、2002年大会で4強入りを果たした韓国と、昨年11月にドバイ(Dubai)で行われた親善試合で1度だけ対戦した経験があり、そのときは2-1で勝利している。(c)AFP/Nick REEVES