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大林宣彦監督が名古屋の映画を撮る - 名古屋市長を表敬訪問
(2008年4月10日 17:01)

名古屋を舞台にした大林宣彦監督による映画製作の話がにわかに始動した。タイトルは、「夢の川(仮題)」。名古屋市のほぼ真ん中を南北に流れる堀川と、名古屋市西区にある四間道・円頓寺界隈がメイン舞台となる予定だ

製作に先立ち、大林監督はじめスタッフが2008410日(木)、名古屋市長を表敬訪問した。市庁舎を訪れたのは、監督とその夫人である大林恭子プロデューサー、大林組のシナリオライター、南柱根(みなみ・ちゅうこん)さん。「なごや100年シネマ」製作準備委員会事務局の伊藤光弘さん(マイルストーンズ代表)も同行した。

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名古屋市長応接室で

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      大林監督                      松原市長

自身を監督でなく、「映画作家」と称する大林宣彦さんは、出身地を舞台にした「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」の尾道3部作で知られ、これらの作品は、近年全国的に拡がる「フィルム・コミッション」の先駆けとしても大きく評価されている。その後も数々のヒット作を生み出し、日本映画界で確固たる地位と名声を獲得してきた。

名古屋での映画制作のきっかけを作ったのは、イベントプランナー・伊藤光弘さんの「大林監督作品に対する強い思い」。伊藤さんと大林監督との出会いは、2005年に開催された愛・地球博に遡る。その頃から、いつか大林監督に愛する名古屋の映画を創ってほしいとの思いが伊藤さんの中で膨らみ、ついにその夢が現実味を帯びてきた。

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              映画談義に盛り上がる二人

訪問を受けた名古屋市の松原武久市長は、「今年2008年は名古屋市に区制が敷かれてちょうど100年、また翌2009年は名古屋市が生まれて120年、そして2010年は名古屋開府400年にあたります。こんなタイミングで名古屋を舞台にした映画製作の話が持ち上がるとは、名古屋市にとってもラッキーなこと」と喜びを隠せない。小学生の時から映画は良く観ていたと言う松原市長。昔観た「カーネギーホール」という映画の感想を懐かしげに語る傍らで目をほそめ、当時の撮影手法を解説する大林監督。この映画を名古屋市の記念事業になんとか組み込めないか検討してみると、映画作りへの協力に前向きな姿勢を表明。

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 まちづくりメンバーと語り合う大林監督ら        円頓寺商店街を下見する大林監督 

映画はこれから資金作りの段階。具体的には「230万人市民とともに創る、なごや100年シネマ」をスローガンに、13,000円のサポーター会員を広く募り、市民の総意と支援をもとに製作する映画を目指す。
名古屋市西区のふれあい館で開かれた 、まちづくりメンバーとの顔合わせ懇談会では、ふるさとを愛する町民の熱気に触れ、感心した面持ちの大林監督。奇しくも2010年は名古屋で生物多様性第10回締約国会議(COP10)が開かれる年でもあり、「あいち国際芸術祭(仮称)」が開催される年でもある。グッドニュースジャパンも、映画「夢の川(仮)」製作を応援し、これからもその過程を追跡レポートしていきたいと思っています。乞うご期待!

 (記事:浜村良子、写真:伊藤剛)

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