経済産業省は17日、再生可能エネルギーの「固定価格買い取り制度」の対象となっていた144件の認定を取り消したと発表した。いずれも太陽光発電の業者。国から認定を受けたのに、発電の設備や土地を確保していなかったためだ。
再生エネの業者が発電した電気を電力会社が買い取る同制度では、買い取り価格は認定を受けた時点で決まる。業者は設備の値下がりを待って運転を開始した方が利益が大きくなる。買い取り費用は電気料金に上乗せされるため、経産省は不当に利益を大きくする業者の排除を進めていた。8月末までに追加の取り消しも検討する。
太陽光発電、認定取り消し