2010年秋、東京で開かれたとあるパーティーで2人の男が再会した。
和佐大輔と原田翔太。
2人の男はお互いに「絶望」していた。
「ビジネスの世界はこんなにもつまらないのか・・・」
和佐大輔は17歳で、原田翔太は22歳で1億円を稼ぎ、経済的な成功を若くして手に入れてしまった。
「ビジネスは同じことの繰り返し」
それが嫌で、和佐大輔はインターネットの世界で最先端を模索し、チャレンジし続け、
原田翔太はインターネットの世界を飛び出して、本の出版、一般企業のコンサル、
上場を目指した会社の立上げなどで、「自分にしか出来ない世界の変革」を目指していた。
「世界を1ミリでいいから変えてやる」
そう思い、チャレンジし続けた2人が5年ぶりに再開し、パーティーで見たものは、
「5年前と何も変わらない世界」だった。
「金を稼ぐために魂を切り売りする奴らの巣窟」
「5年間同じ成功パターンにすがり、進歩のない奴ら」
「起業家精神を失い、売上の確保と保身に必死になる奴ら」
「世界はこんなにもつまらないものなのか?」
同じ絶望を抱えた2人が始めたことは、
「まずは全てをぶっ壊すこと」
だった。
破壊のあとに創造があり、創造されたものは必ずいつか破壊される。
「創造的破壊」という旗を掲げ、和佐大輔と原田翔太が目指したのは、
マーケティングとクリエイターの流儀を融合させ、創造的破壊の循環をビジネスの世界に取り戻すことだった。
かくして、創造的破壊プロジェクトの伝説は始まった・・・