一畑バス(松江市)と広島電鉄は16日、共同で運行する高速バス「松江広島線」の路線を7月19日から延長すると発表した。広島側の発着地を広島市中心部の広島バスセンターからJR広島駅に延ばし、新幹線やJR線との乗り継ぎをしやすくする。最終便の発車時刻繰り下げを含め、1日4便を増便する。
現在、広島バスセンター発の最終便は午後7時半。新ダイヤでは広島駅新幹線口を午後8時10分に出発し、バスセンターを経由、11時22分に松江駅に着く便を新設する。ダイヤ改訂後の松江駅発最終便は午後8時40分で、広島駅新幹線口に午後11時49分に着く。
バスセンターから広島駅まで延伸した分の新料金は10月から適用する。9月末までは利用促進のため割引キャンペーンを実施する。現在7400円の松江―広島バスセンター往復料金を、松江―広島駅で6000円とする。片道運賃も一部の便に限定して割り引く。18日発売分から割引運賃を適用する。
昨年、松江市と広島県三次市を結ぶ松江自動車道の開通によって所要時間が大幅に短縮され、同路線の利用者が急増している。2013年度の利用者は前年度比12%増加。「今年度も10%の伸びを見込む」(一畑バス)という。
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