フィギュア 町田選手が母校へ06月17日 19時30分
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広島市で育ち、ソチオリンピックのフィギュアスケートに出場した町田樹選手が17日、母校の中学校を訪れ、「失敗を無駄にせず同じことを繰り返さないことが大切だ」と後輩たちを激励しました。
広島市の教育委員会は、道徳教育の一環として世界で活躍する人や、広島にゆかりのある人を市内の学校に招く取り組みを進めていて、17日、ソチオリンピックのフィギュアスケートで5位に入賞した町田樹選手が、母校の広島市東区の牛田中学校を訪れました。
町田選手は、在校生や保護者ら800人を前に講演し、「自分は成功より失敗した数の方が多い。それでも失敗を無駄にせず、その原因を考え、同じことを繰り返さないことが大切だ。スケートの試合で失敗するたびに、次につなげるよう努力してきた」などと、スケートを通じて学んだことを話しました。
続いて、質疑が行われ、中学1年生の男子生徒が「プレッシャーをはねのけるコツはなんですか」と質問すると、町田選手は「『最後までやり遂げる』という気力と緊張感を持ち続けることだ」と答えていました。
参加した男子生徒は「『つらい経験をしてこそ得られるものがある』という言葉が心に残った。自分も勉強や部活を頑張っていきたい」と話していました。
また、町田選手は講演のあと、「母校での講演は初めてで、スケートよりも緊張したが、後輩からは元気をもらった。逆境を乗り越えて夢をかなえるためのヒントになればうれしい」と話していました。