スマホで夜空を見上げよう。天体観測が楽しくなるAndroidアプリ3選
makeuseof:天文学や天体観測は本当に楽しいですよね。星が好きなら、今回ご紹介するアプリはマストチェックです。拡張現実の技術を使って夜空を観測したり、自宅で太陽系について学習したり、子どもの教育ツールとして使ったり、アプリを使えば天文学がもっと身近になります。今回は、天文学を楽しみながら学べる素敵なAndroidアプリをご紹介します。
Star Walk
拡張現実アプリは天体観測をさらに楽しいものにします。『Star Walk』を起動してデバイスを空に向ければ、内部センサーで方角を検知して、目の前にある星空のレイアウトを見せてくれます。星をタップすれば詳しい情報が表示されます。
Star Walkは今回イチオシのアプリです。使い方も簡単。左下に検索ボタン、左上にシェアボタン、右上に透過ボタン、右下に設定ボタンがあります。惑星や恒星をタップすると、インフォメーションボタンが表れます。ボタンを押せば、星の詳しい情報が見られます。
インフォメーション画面では、恒星や惑星の説明、各種データ、拡大図などが閲覧できます。また、設定で夜間モードにすれば、全体の明るさが抑えられ、文字等が赤色になり、夜でも見やすくなります。また、透過オプションもありますが、月のように明るい天体にだけ有効です。
下の写真で、「Moon」のMの上にある小さな白い点が、スマートフォンのカメラがとらえた月です。実際に前方にある風景に情報が重ねて表示されるのはクールです。ただし、スマートフォンのカメラがとらえられない暗い星は、透過オプションが役に立ちません。もっともこれはアプリの責任ではありませんが。
設定画面では、音楽や効果音、現在位置や星座の表示方法などを設定できます。実視等級とは、空に見える星の明るさのことです。実視等級を低くすれば、肉眼で見た夜空に近くなります。実視等級を高くすれば、肉眼で見えない暗い星も表示してくれます。
Star Walkは、天体観測に必要な機能がすべて入っています。インターフェースもシンプルで使いやすく、申し分ありません。残念ながら有料(300円)ですが、その価値は十分にあります。
Sky Map
Googleのオープンソース『Sky Map』は無料でシンプルな天体観測アプリです。最高にクールとは言えませんが、たまに星座を見るには便利です。
上の画像がインターフェースのすべてです。画面をタップすれば、自動モード/手動モードの切り替えが可能。自動モードはデバイスのコンパスを使って、前方にある天体を自動で表示してくれます。手動モードでは、スワイプしながら自分で天体を探索します。
他のアプリのように効果音はありませんが、ダウンロードサイズも小さく、ハードウェアの制約があるデバイスには向いています。ただし、自動モードを使うには内蔵コンパスとGPSが必要なことに注意。
Solar Walk
Star Walkと開発元が同じ『Solar Walk』は、グラフィックと情報がいっぱい詰まった太陽系の3Dモデルです。このアプリは、夜空を見上げながらというよりは、静かに座って太陽系について学ぶためのものです。しかし、紹介する価値は十分にあります。
惑星をタップすれば、星の内部構造を含む詳しい情報が見れます。学校でタブレットに入れて使うには最高のアプリです。
設定画面の中に、興味深いオプションが見つかります。近くに昔懐かしい3Dメガネが転がっていませんか? あれば、天体を3Dで体験できます。インターフェースはStar Walkとほぼ同じですが、宇宙全体というよりは太陽系によりフォーカスしています。
ダウンロードサイズは300MBもあります。体験版は無料。土星以外の情報を見るには300円かかります。とはいえ、太陽系を学ぶには最高のアプリです。
4 Top Android Astronomy Apps For Enjoying The Sky At Night|makeuseof
Justin Dennis(訳:伊藤貴之)
- Vixen 天体望遠鏡 PORTAII A80Mf 39952
- ビクセン