大阪市女性職員、バーゲン品値札すり替えで逮捕 1万8900円を2000円に
2014年6月17日6時0分 スポーツ報知
バーゲン会場で衣類の値札をすり替えたとして、大阪府警港署が詐欺容疑で、大阪市環境局の女性職員(29)を現行犯逮捕していたことが16日、港署への取材で分かった。同日に釈放しており、今後は任意で取り調べ、書類送検する方針。
逮捕容疑は14日午後4時ごろ、大阪市港区の衣料品メーカーのバーゲン会場で、安い商品の値札を高い商品の値札に付け替えて精算し、衣類17着(販売価格15万7200円)をだまし取った疑い。実際の値段に対して、職員は3万2200円しか支払っていなかった。
同署によると、職員は値札についたひもを歯で引きちぎると、持参したひもで値札を付け替えるなどして値段をごまかしていたという。だまし取った衣類はブルゾンやパンツなどで、一番高価だった1万8900円のワンピースには2000円の値札が付けられていた。付け替える現場を目撃していた警備員が精算後に呼び止め、同署員に引き渡した。
大阪市によると、職員は薬剤師の資格を持ち、環境局環境管理課で産業廃棄物の規制を担当。環境局は「事実関係を詳しく調べ、厳正に対処する」とコメントした。