NEC がWindows タブレットの新製品LaVie Tab W シリーズを発表しました。1024段階の筆圧検知対応ディスプレイを搭載するとともに、電磁誘導方式のデジタイザペンが付属し、スケッチなどを「本当の紙のようにキレイに描ける」としています。
ラインナップはタブレット単品のTW710/S1S と、専用キーボード付属のTW710/S2S。
主な仕様は、10.1インチ1920 x 1200 IPS 液晶、インテル Atom プロセッサー Z3795 (4コア4スレ、1.60GHz-2.39GHz)、4GB RAM、64GB 内蔵ストレージ、802.11a/b/g/n WiFi、Bluetooth 4.0。
カメラは背面8MP、前面2MP。ほかUSB2.0 x 1、Micro HDMI 出力 x 1、microSDXC カードスロット、GPS、加速度/地磁気/ジャイロ/照度センサ、ステレオマイク、ステレオスピーカなど。
OS はWindows 8.1 Update 32bit。Microsoft Office Home and Business 2013 をプリインストールします。
キーボードとタブレットは専用の端子経由で接続します。キー配列は85キーJIS 標準配列。キーストロークは1.8mm。本体側面にはデジタイザペンの収納スペースを備えます。なおストレージやバッテリーは非搭載です。
電源はリチウムポリマーバッテリを内蔵し、WiFi 接続時で約9.8時間動作。充電は付属のAC アダプタで約3.8時間。
タブレット単体の寸法と重さは、W256.5 x D177 x H8.95mm、約598g。キーボードはW256.1 x D196.5 x H7.3~25.5mm、約550g。
発売予定日は2014年6月26日(木)。NEC Direct 価格はタブレット単品が税別7万6800円。キーボード付属モデルが8万9800円。キーボードは単品でも販売し、直販価格は2万6000円です。
なおLaVie Tab W には、NEC の法人向け製品VersaPro シリーズで今年4月から販売中のVersaPro タイプVT という兄弟機種があります。
基本仕様はほぼ同じですが、タイプVT はオプションでOS にWindows 8.1 Pro Update 32bit を選択できるほか、ドコモのデータ通信サービスXi 対応モジュールも追加可能です。
またレノボは、LaVie Tab W / VersaPro タイプVT の兄弟機種と言えるThinkPad 10 を海外向けに発表しています。
レノボの日本法人レノボ・ジャパンとNEC パーソナルコンピュータは、ともにレノボとNEC が出資する合弁会社「レノボ・NEC ホールディングス」傘下のため、今後もレノボとNEC の兄弟機種は増えてゆくのかもしれません。
なお現在のNEC パーソナルコンピュータ社長とレノボ・ジャパン社長は、ともにレノボ・グループのバイスプレジデントで合弁会社の社長でもあるロードリック・ラピン氏が務めています。
また合弁会社設立時の出資率はレノボが51%、NEC が49% ですが、レノボは設立から5年後の2016年に、NEC の同意を条件に全株を取得する権利を持っています。