小さな字で書いちゃいますが、私の贔屓のプロ野球チームが開幕3連敗をくらっちゃいまして、すべてのやる気が吹っ飛んだ1週間を過ごしていました。ようやく連勝したんで、そろそろ動きだすとします。
さて、教育出版に対する偏重的な採択理由の1つに、その教材内容を北海道の教職員組合(北教組&道教組)が思想的に評価しているという説があります。その顕著な例は国語の教科書です。
中1の冒頭で扱う宮沢賢治作「オツベルと象」をご存知ですか。資本家が象を拘束し、こき使うというお話ですが、この題材からは左派的な思想指導のしやすさが感じられます。
また、戦争教材である小6「川とノリオ」、中2「夏の葬列」などは、戦争という行為の悲惨さのみが強調されすぎで、いかにも左翼的反戦指導のための教材ではないかと感じることもあります。
全国的なシェアが低い教育出版の発行する教科書の中で、比較的占有率が高い教科は国語です。その左翼的な教材選択が、日教組の教員に受けがいいと考えるといかがでしょうか。
北海道に限らず、公立の学校教員たちは左翼的な教材を好みますし、右翼的な傾向が少しでもあると例の「新しい教科書をつくる会」の歴史教科書のように、排斥の憂き目を見るわけです。
また、どちらの組合にしても、競争原理の中で人間が切磋琢磨して成長していくことには否定的と言わざるを得ないでしょう。
詰め込み教育として非難されていた70年代は、指導内容だけでなく定期テストの上位者が学校内に掲示されていたり、得点通知表内での順位付けは当たり前のことでした。しかし、昨今の学校では学級や学年単位での順位などまったく発表する気はないようです。
そういった序列化自体がすべて悪だとでもいいたいのでしょうか。第1部におきまして、藤井も書いていたように、順位付けは競争心を促進し、研鑚のための発火剤になるものと僕も受け止めています。しかし、そういった向上心のきっかけとなるものすら廃している今の教育現場では、指導内容の減少以上に、問題を感じます。
ここで、4月6日ごろに取材したある内容を記載します。2つの教職員組合の書記長に次の質問をした時の回答です。
Q.今回の北海道公立高校入試において、学校裁量問題という難度の高い設問が採択されましたが、それに関してどのように思われましたか。また、今後はどういった対応を現場の教員がするのが望ましいと考えますか。
1.北教組
私どもは、そもそも入試制度自体に反対している立場を取っています。高校への進学は、各地域の中学校から自然に進級できる形が望ましいのです。しかし、道教委は地方の多くの高校を廃止し、子供たちの通学の便を悪化させています。
まず、その問題を解決するのが先でしょう。そうすれば、より地域と密着した進路指導ができると考えています。
2.道教組
学校裁量問題は、学校間の格差や序列化を増長させるだけの悪しき制度と受け止めています。そういったおかしな入試は改善すべきです。現場が高度な内容の指導をする以前に、それを望みます。
どうですか。2つの教員組合とも、まずは制度の否定からはいっていて、現状としてどう受け止めるかという回答はまったくしていません。つまり、高度な内容というか学校裁量問題にあるような難度の高い指導は全くやる気はないということでしょう。
2つの組合とも、なんやらえらそうなことを言ってますが、結局は労働者たる教員を守るのが組合の責務であって、生徒たちのことはどうでもいいと思っているような気がしますね。
教科書の偏向的な採択も然り、現場の意識も然り、こんな者たちに指導を受けている北海道の学校教育には、まったく未来を感じません。
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