男性殺害事件 従業員どうし殴り合い強要か6月17日 12時00分
福岡県筑後市でリサイクルショップの経営者夫婦が従業員の男性を殺害したとして逮捕された事件で、被害者の男性は夫婦からほかの従業員と殴り合いを強要されていた疑いのあることが警察への取材で分かりました。
警察は暴力で従業員を支配し、抵抗できない状態にしていたとみて動機などを調べています。
福岡県筑後市のリサイクルショップ経営、中尾伸也容疑者(47)と妻の知佐容疑者(45)は、10年前の平成16年、店で働いていた日高崇さん(当時22)に1か月以上にわたって、暴行を加えて殺害したとして、16日、殺人の疑いで逮捕されました。
弁護士によりますと、夫の中尾容疑者は「殺すつもりはなかった」と殺意を否認しているということです。
警察によりますと、日高さんは当時、夫婦のアパートの部屋に一緒に住んでいて、2人から日常的に暴行を受け、食事も十分に与えられずに衰弱していったとみられていますが、その後の調べで、夫婦からほかの従業員と殴り合いを強要されていた疑いのあることが分かりました。
夫婦の店では、従業員どうしで行動を監視させることもあったということで、警察は暴力で従業員を支配し、抵抗できない状態にしていたとみて当時の状況や動機を詳しく調べています。
この夫婦の周辺では、ほかにも従業員など複数の人が行方不明になっているということで、警察は慎重に関連を捜査することにしています。
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