2014年06月17日 (火)アルコール依存症のリスク


あす(6/18)のクローズアップ現代は、「あなたの飲酒 大丈夫? 動き出した『アルコール対策基本法』」です。

(番組趣旨より)

急増するアルコール依存症。今や個人のトラブルのレベルを越えて、国家的な危機となりつつある。関連疾患で亡くなる人は年間およそ3万5千人。飲酒運転の検挙者の4割はアルコール依存症の疑いがあり、厳罰化にも関わらず深刻な事故が後を絶たない。しかし、ほとんどの人は「自分が依存症」と気付かず、治療を受けている人はわずか4%。手遅れになるケースが後を絶たない。今月から「アルコール健康障害対策基本法」が施行され、国も対策に乗り出そうとしている。対策のモデルとして注目されているのが三重県。内科や救急医、警察などが連携し、依存症患者の「早期発見・治療支援」に取り組んでいる。患者達の生々しい証言から、誰もが陥る可能性があるアルコール依存症のリスクを浮き彫りにし、どうしたら防げるか考える。

プレビューを見てきました。

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どこからがアルコール依存症なのか?その線引きは本当に難しいと思います。そもそも依存症の治療は内科ではなく、精神科で行われるということもほとんど知られていません。そのためか、治療を受けている人は、全患者の4%にすぎないというデータもあります。

では、なぜ知らず知らずのうちに依存症になってしまうのでしょか?
「アルコール依存症が病気として認知されていない」ことが大きな要因のようです。今の医療現場では、たとえばお酒が原因で肝臓を患った場合、肝臓がよくなれば治療は終了。その後、精神科でアルコール依存症の検査をすることが義務付けられていません。

番組では、内臓疾患を繰り返しながらも、病気が治るとお酒を飲み、アルコール依存症になった男性が描かれますが、ほとんどの病院で精神科を紹介されることはなかったといいます。そのシステムがないということに驚きを覚えました。

また、ひとたびアルコール依存症になってしまうと、肝臓などの内臓疾患だけでなく脳にも大きな変化が現れるということもわかってきました。つまり、体調が回復しても一生依存症とつき合っていかなければならないといいます。

でも、お酒は飲む量をコントロールできれば、依存症になるリスクを回避することができるといいます。個人差もありますが、健康に害を及ぼしたり社会問題を起こしやすくなる「多量飲酒」とされるのは、毎日日本酒を三合、ビール中瓶3本飲む人といわれています。お酒と上手につき合う方法を色々な人に知ってほしいと思いました。

是非、ご覧ください!

投稿時間:15:28
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