https://medium.com/@dpatil/fight-for-yes-6294e4c9393f
1 comment | 0 points | by WazanovaNews 約3時間前 edited
「失敗を活かす。」というのは便利な言葉で、もちろん失敗を次に活かすことはよいのですが、敗戦の模様が濃くなってきたときに失敗の理由探しをしてしまうことがあります。まだ失敗してないので、フライングです。けど、失敗は人にとって相当つらいので、本能的に自らを守るために、何かしらの理由の責任にしたくなるのだと思います。ほとんどの場合が自分のせいであるにもかかわらず。
RelateIQのDJ Patilはデータサイエンティストとして著名ですが、意外にも大学受験は連戦連敗。願書を出せど出せど、断りの手紙の山。失意に打ちひしがれて父親に相談したところ、「大学に電話してみれば。」と、よく考えたのか、考えてないのかわからないアドバイスをもらい、何を話すために電話するかもわからず、ひたすら各大学に電話。同情した大学の職員に、
"why don't you just appeal the decision?" (不合格の決定に不服の申し出をしてみれば。)
と言われて、そんなことができることを初めて知り、全精力を傾けて推薦状をかき集め手紙を用意して、ついに合格通知を受け取ります。
UCSC (University of California Santa Cruz) の卒業式に招かれた来賓スピーチでDJは、
EXPECT the "no"s, but do not ACCEPT the "no"s. Find reasons to turn those "no"s into "yes"s. (Noと言われる覚悟が必要だけど、それを甘んじて受け入れてはダメ。NoをYesに変える理由を探しなさい。)
We were only looking for reasons to say “no”. We hadn’t been looking for enough reasons to say “yes”. (Noという結論になる理由を探していて、Yesにできるに足る理由を見つけられてないだけ。)
と語っています。
他人に否定されることも、自らを否定することも山ほど続きますが、めげずにYesを探しましょう。試合終了で失敗を次に活かすより、この試合で勝ったほうが当然よいですから。
ちなみに原文はイラク復興支援の取り組みや冒頭のエピソードの後日談などもあり、長文ですが、よいスピーチかと。