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Danas je lep dan.

2014-06-16 きっと十年後,この毎日を惜しむだろう

[][]米澤穂信が『咲-Saki-』スピンオフを執筆する可能性

 真っ先にタイトルのような事態を想像した自分,だいぶこじらせてるなと思いました。

 ということで米澤さんが咲スピンオフを執筆したらどういう系統の作品になるかを考えてみたよ! 米澤作品のネタバレ満載なので注意。

古典部〉シリーズ風

 基本的には咲日和の延長線上のほんわか日常系だが,ところどころに謎が潜んでいて,という日常の謎を前面に出したつくりでお願いしたいところ。基本ダルいとか言ってるシロにエイスリンが謎の解決をせがんであちこち連れ回す宮守編でどうでしょうか。阿知賀編では何故か自主製作映画を作り出して穏乃がそれを傍観してたり宮守ご一行の案内役になったり,千里山編では怜がこっそり竜華の浴衣を着て花火を見に出かけたら雨に降られちゃったり,永水編では神社の娘である姫様が何故だか占いに目覚めてしまってフォーチュン玉がどうこう言い出したりシロを神社でのお茶に誘ったり巫女装束を着て……ってこれはいつものことか。ともかくそういう色々なイヴェントがありそうなので良いと思います!

「自力で逆転できる自信があるときは,期待なんて言葉を出しちゃいけないのよ。広辞苑にどう書いてあるかは知らないけどね,豊音,期待っていうのは,諦めから出る言葉なの」

「……塞は,シロに勝ちたかったの?」

「これはねえ。微妙な女心ってやつよ。こればっかりは,豊音にもわからないわよね。考えてみれば,最初からわかってたのよ。ねえ,豊音,あたしもうっかりしてたわ。こいつをもっとはっきり,片時も忘れないように胸に刻んでおけば,無駄な動きをせずにすんだのにね」

「?」

「脇役は主人公チームに勝てないのよ」

小市民〉シリーズ風

 ほんわか日常系と思わせてどことなくビターな感じが漂ってくる小市民風咲スピンオフは是非とも爛れた関係で有名な有珠山が主人公チームでお願いしたいところ。ほんわかでスイーツな日常の裏にはどろどろしたものが流れていて,という展開を体現してくれるはずです。

「倍満を確定させてやるからついてこい,って誘われたんじゃないのー?」

 わたしの脳裏に一瞬,知らないおじさんに麻雀牌を差し出される成香が浮かんだ。お嬢ちゃん,おいで,跳満をあげる。成香はもちろん断っただろう。いりません。自分で作りますから。じゃあ,ヤミチンで倍満をあげるから。わあい,じゃ,行きます!

「……試合中に下らない冗談はやめてほしいわね」

「だけどわたし,失望したとは言いません。そんなことだろうと,思ってたんです」

さよなら妖精

 異国からの転校生で物語が大きく動き始める宮守編ふたたびでいかがでしょう。帰国したエイスリンがいったいどの麻雀チームに所属しているのかを見極めようとする塞と豊音の奮闘と,それを横目で眺めるシロという構図。異国からの転校生に振り回される宮守勢の日常と,それが失われてから必死でエイスリンの行方を捜そうとする塞たちの悲しい奮闘に胸を打たれますね。

「どうして言わなかったの。なんで,知っていて黙っていたの。いつから知っていたの,わたしや豊音の無駄な努力は,見ていて楽しかった?!」

「それじゃあ,塞はこれを,豊音に伝えられる? 豊音がどうなるか,想像がつかないわけじゃないでしょ。わたしにはそんなことはできなかった,わたしはそんなのには耐えられない。気づいていないんでしょ,去年の送別会で,どうしてわたしが潰れるほどに酔ったのか。豊音が潰れた訳には気づいたくせに,わたしも同じだったなんて思いもしなかったんでしょ。エイスリンが手の作り方で悩んだときどうしていつも説明をダルがったと思う? 気恥ずかしかったからだってわかってくれてた? 塞がわたしのことをどう思っているかは知ってるよ,自分がそう見えることも知ってる。でも塞,ちょっと,わたしを怠惰に見積もりすぎじゃないかな」

折れた竜骨風

 臨海女子勢による海外編で。最後は,ソフィア・アンティポリスから出られない運命を悟った明華が,「折れた竜骨」という言葉を聞いたら戻ってきて,とガイトさんに頼む展開で涙が止まりません。

「だがサトハ。ではあなたは誰を副将に推す気なんです」

「メガン・ダヴァン,おまえをこそ!」

インシテミル

 福本作品をリスペクトしたような賭博場に集められて採血麻雀を要求され,「誰もやらなければいい」と思い込んでいたら一人また一人と失血死していく展開を希望。「誰が彼女から点を奪ったんだ?」「槓だと!? だが,この中には槓を得意技としているやつはいなかった……」みたいな。あわあわが中途半端に槓を使える所為で疑いの目を向けられるのを防ぐために照と一緒に自分の得意技が槓であることを隠蔽しようとする展開には心躍りますね。

「ひとつ,わからないことがあるの。その点差では逆転できなかった八木原さんが,ダマッパネを和了してラスを確定させることを選んだ理由。あなたは『悔しかったから』と言ったわね。そこのところを,もう少し詳しく聞かせてくれないかしら?」

「そこは,わかったような気になれるだけです。わからない。さっきも言ったでしょう。わたしは詳しくもないのに詳しいようなふりをするのが嫌いなんです。でも,こう思います。あのまま何もせずオーラスでラスが確定するのは本当に負けてしまうことですが,高鴨さんにダマッパネを喰らわせれば……

 あらがって死ねるでしょう」

リカーシブル風

 主人公は上埜さん。これ確定。複雑な家庭環境を抱える彼女が,麻雀を打ち続けるうちに不可思議な異能と出会って,それを打ち倒そうと足掻く物語,最高にいいと思いませんか。最後にただひとつ彼女に残された悪待ちの力――それが今の彼女に繋がっているのだという過去編をすごく読みたいです。

「聞きなさい。よく聞いて,憶えるの。震えるのはひとりの時だけ。それができないうちは,ただの木偶よ」

ボトルネック

 「二度と控え室に帰ってこなくて構いません」と言われて目からハイライトが消える成香ちゃんしか想像できない。

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