「朝ごはんを食べないと太る」はウソだった?

2014年06月16日 10時00分

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毎日の朝食は、1日活動するためのエネルギーを補給する大切な食事。「ダイエット中の人でも、朝食を抜くと逆にエネルギー消費が減るから、必ず食べた方がいい」という説を耳にしたことがある人も少なくないだろう。

ところがアメリカの科学誌「The American Journal of Clinical Nutrition」にアラバマ大学が発表した新たな研究報告で、ダイエットの成功と朝食をしっかり食べることには関連性がないことが明らかになった。

食べても食べなくても体重減少に影響はない?

同研究ではEmily Dhurandhar博士らのチームが、体重を減らそうとしている20歳から65歳の被験者309人を対象に調査。被験者を3つのグループに分け、朝食の有無が体重減少にもたらす影響を観察した。

16週間にわたる研究の結果、朝食を毎回食べるように指示されたグループと、そうでないグループの間には、体重減少の値に明確な違いは見られなかった。つまり、「朝食を食べることがダイエットに効果的」とは言えないことが判明した。

アラバマ大学栄養肥満研究センターのDavid Allison博士は大学のニュースリリースページで「肥満やダイエットに関して信じられていることの中には、しっかりと立証されていないものが多くある。今回の研究結果は、私たちが日頃よく耳にする情報の根拠を、しっかりと研究しなければいけないということを示している」とコメントしている。

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匿名
2014年06月16日 22:58

カロリー制限できるから余分なエネルギー取らなくてすむような気がする。
結局は1日の摂取カロリーが問題では?


匿名
2014年06月16日 22:35

ダイエットというより、朝食を食べたら胃が腸を圧迫し便意を催すから、便秘解消になったりするので、最終的には痩せるまではいかないにしても、健康を維持出来るのでは?