先日多摩大学のMBAの公開講座でワークショップに登壇させていただきました。
テーマは経営人材をいかに育てるか。当社ではプレジデントでも取り上げていただきましたがたくさんの経営人材を育てる環境を創っています。
人事トップが語る! ひとりで稼ぐ人材の育て方【1】 プレジデントオンライン
http://president.jp/articles/-/12695
一方、実は先日の当社の役員会では、「社長職のデフレ化」という問題が話題になりました。子会社社長や事業責任者の中に「温度差がある」という話が上がったのです。
藤田晋の7gogoのトークライブより。
http://7gogo.jp/lp/Ru7pohJp6ohWkVIvojdMdG==
若くして経営陣になるチャンスが多い風土をつくれていることは、成長機会として本当に良いと思います。実際サイバーエージェントの取締役8人(CA8)のうち、3人が新卒入社で最年少の山内は29歳で取締役に就任しました。
先日の多摩大でのワークショップでは受講生のみなさんとたくさんのディスカッションをしたのですが、一緒にお話しさせていただいたインテリジェンスHITO総研の須東さんとのお話をふまえて、自分なりにもいくつか整理できたことがありました。伸びる経営人材と、伸び悩む経営人材についてです。
■伸びる経営人材
1)期限を決めて、成果だけにこだわる。
業績を上げる人材は、結果だけで評価されて当然、という覚悟を強く持っています。
プロセスは大事だけど、結果が出ないと意味がないという覚悟も強い。
さらに、攻め時の時に集中することができるもの伸びる人材の特徴です。「ここが勝負所!」というところには全精力を注いでいることが言動で伝わってくるのです。
2)短期間に、大量に試す。
業績を上げる人材は、とにかく短期間に大量に試しています。
新しい事業を成功させた人というのはその成功ばかりに光が当たりますが、どんな成功でもぽっと出のヒットというのはそうそうあるものではなく、大量の試行錯誤を、ものすごい短期間に試しているからこそ。
ダメなものは早めに見切り、次の選択肢を常に先手で考えて動く。その繰り返しがとにかく短期間なので、周囲からは失敗しているように見えないのです。その間になんとか糸口を見つけ、成功までもっていくことができます。
3)厳しい現実を直視し、愚直に進む。
伸びる人材と伸び悩む人材で大きく差がついている点が、この「現実の直視」です。
かっこつけることや焦っている人材の場合は、今自分が置かれている現状、特に厳しいものに対して直視できずに資料やデータに向き合おうとしなかったり、口頭でごまかそうとしてしまうことがあります。
一方で伸びる人材はすべての事実を素直に受け止めます。
事実がわかるデータも自らまとめ、周囲の言葉も素直に受け止め、とにかく成功に向けて必要な選択肢をとって愚直に、地味に前に進む。すべては自分が原因だ、と受け止める覚悟も持ち合わせています。
たとえ1年目であろうと2年目であろうと、大きな成果を出している人材は必ずこの現実を直視した上での愚直さが驚くほど優れています。
今後も当社は新しい事業にどんどん挑戦していきますし、社員の才能を引き出す環境作りも精いっぱい取り組んでいこうと思います。
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