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ウクライナへのガス輸出停止決定
6月16日 21時23分

ウクライナへのガス輸出停止決定
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ロシアがウクライナに対して、滞納している天然ガスの代金の支払いを求めている問題で、ロシアの政府系ガス会社は、期限までに支払いが確認できなかったとして、ウクライナへのガスの輸出を停止することを決めました。

ロシアは、欧米寄りの政策を進めるウクライナに対して、天然ガスの輸出価格を大幅に引き上げたうえで、滞納している代金を支払うよう求め、EU=ヨーロッパ連合の仲介で、両国の間で支払いを巡る交渉が行われてきましたが、合意できませんでした。
これを受けて、ロシアの政府系ガス会社、「ガスプロム」は、支払い期限に設定したモスクワ時間の16日午前10時までに、支払いが確認できなかったとして、ウクライナへのガスの輸出を前払い制に移行し、このまま代金が支払われなければ、輸出を停止することを決めました。
一方、ウクライナのプロダン・エネルギー相は16日、「天然ガスの供給が止まった」と述べ、ロシアがウクライナ向けの天然ガスの輸出を停止したと発表しました。
ガスプロムは、ウクライナを経由するヨーロッパ向けのガス輸出は続けるとしていますが、ウクライナへのガスの輸出が停止された場合、ヨーロッパに届くガスの量も減少する可能性が高いとみられています。
ロシアは、ウクライナ南部のクリミアの一方的な編入と、東部の親ロシア派への支援を巡って、ウクライナと、これを支援する欧米と対立していますが、ガス輸出の停止を巡ってさらに対立が深まるものとみられます。

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