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「○○不足」と会話で出てきたら要注意

2014/06/17
小倉 仁志=マネジメント・ダイナミクス (筆者執筆記事一覧

 何かを検討しているときによく出てくる言葉で、「◯◯不足」という言葉があります。意外とその言葉だけで納得してしまっていることはありませんか?今回は、そんなテーマで話を進めてみたいと思います。

 私は工場を訪問するする機会が多いのですが、そんな時、よく聞く言葉が、「清掃不足」という言葉です。

 これに対してよく出てくる対策は、「指導します」だとか、「チェックリストを作成し、それに基づいて、管理職がチェックします」というケースが少なくありません。

 でも、ホントにそれでいいのでしょうか。「清掃不足」の場合、その中味をしっかり分けて考えなければなりません。

 つまり、

  • 「拭いていないのか」(清掃道具が汚れに触れていない)
  • 「拭き取りにくいのか」(清掃道具が触れているにもかかわらず、拭き落とせない) 
  • 「拭き取れないのか」(清掃道具が、汚れに触れられない)

 といったことをしっかりと分類しなければなりません。

 この点について踏み込んで「なぜ」を考えないと、しっかりした再発防止策が出てくるはずがありません。これを参考にしていただき、様々な「◯◯不足」について論じてみましょう。きっと良い解が見つかることでしょう。

まとめ
 何かが「不足」していることに対応しなければならない。すぐさま対策を打つことは重要だが、事実を客観的に整理し、「不足している理由」をきっちりと整理しておくことが、根本的な解決策につながる。「指導します」、「チェックします」だけで事態が好転すれば苦労はない。
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