ビクトリア州ヤラバレー=郷富佐子 澄川卓也
2014年6月16日18時58分
日本とオーストラリアが大筋合意した経済連携協定(EPA)の署名が近づいている。豪州はその利点をどう受け止めているだろう。現場を歩くと、ワインなど一部の業界で日本市場への期待が高まる一方、牛肉の生産農家は意外にも浮かぬ顔だ。
■ワイン 攻勢、シェア首位狙う/牛肉関税下げ幅、募る不満
豪州有数のワインの産地、ビクトリア州ヤラバレー。240ヘクタールの丘陵地に広がるデボルトリ社のブドウ畑では、南半球の秋にあたる4月末、2014年産ワイン用のブドウの収穫が終わった。年間2億豪ドル(約190億円)近い収益を誇る名門ワイナリーで、毎年9万~10万ダースを日本へ輸出している。
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朝日新聞国際報道部
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