@nai's blog

今日は午後から吉祥寺でGrooveのM氏と打ち合わせ。
帰りに「おかしのまちおか」に寄って、遠足前日の小学生みたいにお菓子を買い込んでしまう。たまに覗くとときめくもんですねぇ。
家の前にある巨大な金木犀が花をつけはじめまして、玄関を出ると香りが漂っております。秋ですな。


今回は、なかなか見れない「飴ちゃん」カスタムの裏側をご紹介。海外ではLollipopと呼ばれております。
顔パーツの前後を固定してるネジの軸の片側を側面にゼリー状瞬間でガッチリ固定してから、ホッペを膨らます部分に干渉しない様にがっつり削りとりまして、熱した12mmの金属球を裏側から押し当て、適度に膨らんだ時点で急速冷却。
これは以前フロンガスを液化状態でぶっかけて凍らせてたんですが、それほど低温でなくても問題無いと気づきまして、最近は冷水で冷やしております。
この温度差によって、熱で癒着した金属球と顔パーツのプラスチックが安全に分離するワケですな。膨張率の違いってヤツですね。
こんな方法を「ヒートプレス」といいます。


その後、唇の造形を作る。この形状はたこ焼きくらいの大きさの丸い物をくわえたら、唇はどんなカタチになるの？ってのを実際に確認し、参考にしつつ造形しております。
けっこう「パテで盛ってるんですか？」なんて聞かれたんですけど、模型作るにもパテを使うのは嫌いなので、ヒートプレスにしたんですね。
だってブライスの肌は素材の色でしょ？違う素材使っちゃうと、当然ベージュに塗らなきゃいけなくなる。そのベージュも素材の色と100％同じってわけじゃないから、厚化粧のファンデーションみたくならない様にと考えると、やっぱりヒートプレスになるんですねぇ。

Today's Shot
Base doll-Simply Guava
Face-up from @nai
Weft styling and Outfit from La.TOMO