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イラク巡り米とイランが協議へと 米紙
6月16日 22時31分

イラクで、政府軍と国際テロ組織アルカイダ系の勢力との戦闘が激しさを増すなか、アメリカのメディアは、長年敵対関係にあるアメリカとイランが、イラク情勢の対応を巡って、今週にも協議を行うだろうと伝えました。

これは、アメリカの有力紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」が、15日付けの電子版で、アメリカ政府高官の話として伝えたものです。
それによりますと、アメリカ政府は、イラク情勢への対応には隣国のイランの協力が不可欠だとして、イランと協議を行うよう準備を進めているということです。
そのうえで、「ウォール・ストリート・ジャーナル」は、16日からオーストリアのウィーンで始まるイランの核開発問題を巡るイランと欧米側との協議に合わせて、両国が、イラク情勢を巡って意見を交わすだろうと伝えています。イラクでは、イスラム教スンニ派の過激派組織と戦うシーア派主導のマリキ政権を支援するため、同じシーア派でマリキ政権に近いイランのロウハニ大統領が、「テロとの戦いは、すべての国が取り組むべきものだ」として、アメリカと協力する可能性を示唆しています。
アメリカとイランは、長年敵対関係にありますが、イラク情勢を巡って両国が協力関係を築くか注目されます。

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