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調査捕鯨中止で給食の鯨が別種類に
6月16日 20時15分

調査捕鯨中止で給食の鯨が別種類に
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全国の小中学校の給食用に南極海で捕獲された鯨の肉を販売している和歌山県学校給食会は、政府が南極海での調査捕鯨の中止を決めたため、ことし9月から北西太平洋で捕獲した別の種類の鯨に切り替えることになりました。

政府は、ことし3月の国際司法裁判所の判決を受けてことし年末から予定していた南極海での調査捕鯨の中止を決めました。
これを受けて、和歌山県学校給食会は、給食用に販売する鯨の肉として南極海のミンククジラを使わないことになりました。
県学校給食会はこれまで、年間およそ17トンを東京や京都など全国9つの都府県の学校給食会に販売してきましたが、2学期が始まる9月からは北西太平洋の調査捕鯨で捕獲されたイワシクジラやニタリクジラに切り替えるとしています。
県学校給食会によりますと、価格面の影響はない見通しだということですが、各地の小中学校の給食に長年提供されてきた南極海のミンククジラは今後、食べられないことになります。
和歌山県学校給食会の岩井達之副理事長は、「鯨の肉は子どもたちの間で人気のメニューなので、何とかして提供を続けたいと検討を続けてきた。給食を通して引き続きクジラの文化と伝統を伝えていきたい」と話しています。

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