男のスメルマネジメント
出世する男の薬膳デオドラント 池田陽子
【第1回】 2014年6月16日
著者・コラム紹介 バックナンバー
池田陽子 [薬膳アテンダント/食文化ジャーナリスト]

梅雨になると体調悪化、足がクサイ人は要注意!
雨が苦手な水太りタイプが「歩く体臭」化を防ぐ方法

薬膳は外食でもコンビニでも実践可能! 

 はじめまして。薬膳アテンダントの池田陽子です。

 これからますます蒸し暑くなり、体臭が気になる季節を迎えます。ビジネスパーソンのみなさんも、自分のニオイに悩む頃ではないかと思います。そこで薬膳アテンダントのわたしがご提案したいのが、薬膳の考え方を取り入れた体臭撃退術、すなわち「薬膳デオドラント」です。

 薬膳というと「生薬を使った難しい料理」「専門店に行かなければ食べられない」と思われがちですが、そんなことはありません。

薬膳は日々の食材で実践可能です

 薬膳の基本となる考え方は、とてもシンプルです。中医学(中国の伝統医学)では、昔から「食事で体調を整える」という考え方があります。すべての食材には、すべて身体に及ぼす作用があり、季節、体質、体調に合わせてそれらを日々の食材に取り入れることによって身体の不調を改善することができると考えます。ふだん、食べている野菜や肉、魚などの食材にも十分、薬効があるのです。

 わたしが提案しているのは、どんなに多忙な人でも実践できる「ゆる薬膳」。生薬は不要です。なおかつ、料理を作らなくても、外食で実践可能。自分にとって必要な食材が入ったメニューを選べばOK。ランチでも居酒屋でも賢く食材を意識してチョイスすれば大丈夫。コンビニのお惣菜や、買ってきたお弁当、缶詰でも構いません。忙しいビジネスパーソンであっても、24時間、薬膳生活は可能なのです。

体臭撃退にはタイプ別の対策が必要
梅雨にニオイを放ちやすい「水分過剰タイプ」

 薬膳的「デオドランド」は、タイプ別の食養生が必要です。大きくは3つのタイプに分かれます。すなわち、「水分過剰タイプ」「熱タイプ」「血行不良タイプ」に分かれるのですが、それぞれのタイプにあった食材を取り入れることが大切!あなたは、一体どのタイプでしょうか?

 今回は、水分過剰タイプを取り上げます。 まず、下記のチェックリストで自分が水分過剰タイプかどうか、確認してみましょう。

【水分過剰タイプ】
□ 胃がもたれやすい
□ 身体や頭が重だるい
□ 口がねばる
□ めまい、吐き気がする
□ 下痢、軟便気味
□ 痰が多い
□ むくみやすい
□ 肥満気味
□ じんましんができやすい
□ 舌にネバネバした苔がつき、むくんで大きく、ふちどりに歯の跡がついている

男のスメルマネジメント 特集TOPに戻る

SPECIAL TOPICS

池田陽子[薬膳アテンダント/食文化ジャーナリスト]

宮崎生まれ、大阪育ちのアラフォー。立教大学卒業後、出版社にて女性誌、ムック、機内誌などの編集を手がける。取材を通して、カラダとココロの不調は食事で改善できるのでは?という関心から国立北京中医薬大学日本校に入学し、国際中医薬膳師資格取得。自身の体調の改善、美容効果などをふまえてふだんの暮らしの中で手軽に取り入れられる薬膳の提案や、漢方の知恵をいかしたアドバイスを、執筆、講習会などを通して行う。また、日本各地の食材を薬膳的観点から紹介する活動も積極的に取り組み、食材の新たな魅力を提案、発信を続け、食文化ジャーナリストとしての執筆活動も行っている。
HP:www.yuruyakuzen.com
Facebook:https://www.facebook.com/yoko.ikeda.79


出世する男の薬膳デオドラント 池田陽子

これからますます蒸し暑くなり、体臭が気になる季節を迎えます。そこで提案したいのが、薬膳の考え方を取り入れた体臭撃退術「薬膳デオドラント」です。薬膳というと「生薬を使った難しい料理」と思われがちですが、そんなことはありません。生薬は不要です。ランチでも居酒屋でも賢く食材を意識してチョイスすれば大丈夫。忙しいビジネスパーソンでも実践できるゆる~い「薬膳デオドラント」をご紹介します。

「出世する男の薬膳デオドラント 池田陽子」

⇒バックナンバー一覧