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【スマホアプリ今日の1本】すぐ死ぬマンボウの育成ゲーム「生きろ!マンボウ!」
死にすぎるがゆえに愛おしい。マンボウはそれでも生きていく!
(2014/6/17 00:00)
無駄に大きい図体、厚い唇、そしてぼーっとしたアンニュイな顔。海の中で漂うマンボウは、いかにものんびりしたイメージがあるが、「直進しかできず岩にぶつかって死ぬ」、「寄生虫を振り払うため水上に飛び出し、そのまま水面にぶつかって死ぬ」、「エサを追って深く潜ると水温の落差に耐えられなくて死ぬ」、「寝ていると陸地に流れ着いて死ぬ」とちょっとしたことで死んでしまう。その壮絶な生態が、“天国にいちばん近い生き物”としてファンの人気を密かに集めている。
そんな泣けるマンボウ人生をテーマとした育成ゲームが、iOS「生きろ!マンボウ!」だ。本作は、一定時間で出現するエサをタップ操作してマンボウに食べさせて、マンボウを大きく成長させていくというもの。
ジャンルで言うといわゆる放置系の育成ゲームだが、このマンボウが本当に良く死ぬ。マンボウはエサを食べる以外に大きく成長できる「ぼうけん」に出発することが可能なのだが、「ぼうけん」の内容は「体がかゆい」、「海底のごちそう」、「岩のカゲのお宝」と死の匂いがそこはかとなく出ている。死亡率ははじめ50%と大変高く、ちょっとした活動で死んでしまうマンボウの生き様がよくわかる。
死亡すると育成は最初からやり直しだが、本作は「強くてニューゲーム」形式が採用されており、1度アンロックしたエサや「ぼうけん」は引き継いだまま次のマンボウの育成を開始できる。また死亡のたびにボーナスの付与や「ぼうけん」での生存確率が上昇するので、死亡を繰り返しながら最終的な進化形へと向かっていくのがゲームの大きな目的だ。
すぐに死亡するマンボウだが、それでも生きていくマンボウがかなりかわいらしい。ビジュアルとしてもドット絵風のグラフィックスが採用されており、画面の中を無表情で泳ぐマンボウを眺めているだけでも癒される。ちなみにエサを食べるだけでも喉に詰まらせたり消化不良で死ぬことがあるので、常に油断ができない。
育成が本作の目標ではあるが、死亡のバリエーションは図鑑として振り返れる。様々な死亡シチュエーションを知ることで、死にすぎであるがゆえに愛おしいマンボウの生態を学ぶことが可能だ。かねてからのマンボウファンだという人、マンボウってそんなに死ぬの?! と興味が出てきた人は、今すぐプレイしてみるといいだろう。
URL
- □「生きろ!マンボウ!」のダウンロードページ
- https://itunes.apple.com/jp/app/shengkiro!manbou!-3yi-pino/id743843492?mt=8
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