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【社会】

架空の融資話で詐取容疑の男3人逮捕 名古屋・中署

 東日本大震災で発生した廃棄物処理をめぐり、架空の融資話を持ち掛けて3800万円をだまし取ったとして、名古屋・中署などは16日、詐欺の疑いで、福島県田村市船引町、自称・建設会社役員湖山一成(61)と、次男で名古屋市中村区並木二、アルバイト湖山永都(27)、住居不詳、土木会社役員水谷基(66)の3容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑では、3人は共謀し、2012年2〜3月、名古屋市中区の日用品製造販売会社の男性社長(39)に「震災で出た宮城県石巻市のスクラップが特別なコネで格安に購入できる。転売すれば多大な利益が出る」と架空の話を持ち掛け、3800万円をだまし取ったとされる。

 中署によると、一成、永都の両容疑者は、一成容疑者の元妻が経営する産廃処理会社の幹部を装い、この会社などでつくるJV(共同企業体)がスクラップを購入する権利があるように偽り、「融資した場合は毎月7%の利息を支払い、4カ月後に元本を返還する」と説明。永都、水谷の両容疑者は信ぴょう性を増すため、男性社長を石巻市のスクラップ置き場に案内していた。3人とも「だますつもりはなかった」などと容疑を否認しているという。

(中日新聞)

 

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