◆環境微生物
環境微生物とは人を含む様々な環境下にある微生物が単体でなく相互に関連しあう相互作用に着目されている生物学用語です。
微生物には人と動植物に病原性のある微生物と非病原性のある微生物があります。
特に私たちの住まいにおける健康問題に起因する病原性のある微生物対策の必要性が考えられます。
微生物の生命力はたくましく、見た目や物質代謝、遺伝子情報を多彩に変えて、どんな環境にも適用してきます。
その「病原性微生物」は、ヒトに病気を起こす原因となる微生物で、疾患の中心となる部位により、呼吸器感染性微生物と腸管感染性微生物などと分類され、さらに生物学的な性状から細菌、真菌、ウイルス、原虫などとも分類されています。
また、微生物の「自然環境」と「生活環境」は長い間決して固定化されたてきたものでなく、人間の活動、特に経済活動の活性化に伴い、近年急激に変化してきました。
