2014-06-16 きっと十年後,この毎日を惜しむだろう
■[読書][ネタ]SFクラスタで「屈辱」をやりたい
「屈辱」という,非常に悪趣味なゲームがある。
デイヴィッド・ロッジの『交換教授』といえば、「屈辱」である。これは誰もが読んでいると思われているが、実は自分は読んでいないという有名文学作品のタイトルを挙げて、参加者の内でその作品を読んでいる人の数が得点となるというゲームである。つまり、得点(作品を読んでいる人の数)が高ければ高いほど、その人に教養がないということになるというその名にふさわしい残酷なゲームなのだ。最初に読んだ時、私は自分こそこのゲームの勝者になれると思った。今も思っている。この小説を読んだ人はどうやらみんな同じことを考えるらしい。
白水社 :連載・エッセイ 再読愛読 山崎まどか(1)『交換教授』
わたしは『交換教授』を未読なのだが(別にこのゲームを紹介するからというわけではない),この「屈辱」というゲームのことは又聞きにせよものすごい印象に残っていて(『ハムレット』と口走ってしまう英文学の教授,というのが面白すぎる),そんなときに以下のエントリを見かけてしまってすごくやりたくなってきたのだった。
例えば、ネットで小説というとライトノベルの話題がよく目についたりするわけだけれど、その中には有名な人もいたりするわけで、そういった人たちが何人か集まって「屈辱」を始めたりした日には、見てみたいなぁ、面白そうだなー、と。
はたまた、私のブログでもたまーにSFについてのエントリを上げるとぽちぽちとブックマークしてくれる人がいたり、「これは面白いSFだぜ! 他の人の感想が気になるぜ!」なーんて時に感想を求めてネットを検索してみると、大体同じようなサイトが引っかかってきたりとか。
私はミステリ方面詳しくないけど、ミステリ系のブログはSFなんぞよりも広いというじゃないか。ミステリ系のブログな人たちが実はどんな本を読んでいないのか、とか。
「屈辱」というゲームが面白そうだぜ/どうせだから教養主義を楽しみながらいこうぜ - 万来堂日記2nd
なんだその地獄絵図。SFにせよミステリにせよ濃ゆいファンダムを持つ趣味であり,にわかや初心者が迂闊な口を叩いては先達に知識でタコ殴りにされる界隈であり,読んだ冊数でマウンティングして序列を決める世界である。そんな世界でこんなゲームをやったらいったいどうなってしまうことだろうか。すごく見たい。以下のような絶妙すぎる言もあることだし。
サブカルの会話は会話というより相手の言った作品や単語を全部知っているかいないかのカードバトルに近い。
— みつば (@san_you_chu) 2014, 6月 4
ということで,SF縛りで「屈辱」やろうぜ!
じゃあまず優勝候補筆頭のわたしから行きましょうかね。ブコメなり米欄なりトラバなりで既読/未読報告していただいて,参加意思のある方はついでに未読本を申告していただく感じでどうでしょう。はてなハイクのキーワードやtwitterのハッシュタグを作って盛り上がってくれてもいいのよ?
ふふふ……これなら誰も勝てまい……アイザック・アジモフ『われはロボット』!
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