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 大阪維新の会が結いの党や減税日本と始めた地方議員勉強会が14日、開かれ、来年4月の統一地方選に向けて共通政策をつくることを決めた。ただ、最大野党の民主党を引っ張り出す作戦は不調に終わり、地方から政界再編の動きをつくる狙いは空回りしている。

 勉強会では、大阪都構想などの統治機構改革や公務員制度改革を念頭に共通政策をつくることとした。維新の今井豊副代表(大阪府議)は約80人の参加者に「勉強会を重ねながら政界再編の動きを進めていきたい。夏ごろには統一地方選に向けての政策を公表していく」と訴えた。

 国政レベルでの再編を後押ししようと2月に始めた勉強会は今回で3回目。この日の目玉は、民主党の兵庫県議の参加のはずだった。維新が水面下で交渉を進め、事前に参加する内諾を得ていた。最大野党の民主党を巻き込むことで、国政レベルの再編を促す圧力を強める狙いがある。