箱根で凛と咲くバラを探して!強羅公園&星の王子さまミュージアム
記事作成日:2014/06/16 16:12:16 │ 最終更新日:2014/06/16 17:55:30
「星がきれいなのは、見えないけれどどこかに花が1本あるからなんだ・・・(星の王子さまより)」
フランスを代表する作家で、パイロットでもあるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの名作「星の王子さま」。この物語に登場する王子さまが愛する花(バラ)を探しに、本を片手に箱根を旅してみませんか?
『王子さまのバラ』をキーワードに「強羅公園」や「星の王子さまミュージアム」を楽しむポイントをご紹介します!
「強羅公園」&「星の王子さまミュージアム」でサン=テグジュペリの愛するバラ、コンスエロを探して!
「星の王子さま」を読んで一番印象に残る登場人物。それは王子さまの星「B612」で花咲いた1本の美しい小さなバラ(花)ではないでしょうか?
4本のトゲを持ち、しきりに咳をすると描写も細かく、わがままで自尊心も強いが美しい『王子さまのバラ』。物語の中で王子さまは常にバラの事を考えます。誰もがこのバラは王子さまの愛しい人なのだと分かるでしょう。そして最後はバラが待つ自分の星へ帰るのです。
このバラのモデル、実は作者サン=テグジュペリの妻「コンスエロ」なのだそうです。(※)コンスエロは喘息持ちで、自由奔放なわがままな性格、そしてとても美しかったそう。『王子さまのバラ』とよく似ています。そう思って物語を読んで見て下さい。そして、その本を片手にさあ、箱根に行きましょう!
箱根は日本で一番「星の王子さま」の世界を堪能出来る場所と言っても過言ではありません。なぜなら、「星の王子さま」と作者・サン=テグジュペリを紹介した世界で初めてのミュージアムとして知られる「星の王子さまミュージアム」や、ローズガーデンが美しい事で有名な「強羅公園」があるからです。
「強羅公園」と「星の王子さまミュージアム」は少し距離がありますが、箱根登山鉄道「強羅」より施設めぐりバス「仙石案内所前行き」又は「御殿場プレミアムアウトレット行き」に乗れば約18分で行く事が可能です。(「川向・星の王子さまミュージアム前」バス停下車)
「強羅公園」内や移動中のバスでゆっくりと物語を読みながら、王子さまのバラの様な、そして妻コンスエロの様な、あなただけの自分好みのバラを探して旅するのも素敵ですよ!では、箱根でたっぷり物語の世界に浸れるポイントをご紹介しましょう。
※「バラの回想 コンスエロ・ド・サン=テグジュペリ著 文芸春秋」参照
「強羅公園」ローズガーデンであなた好みのバラを探して!
「強羅公園」へは箱根登山ケーブルカー利用が便利です。「公園下駅」からは正門が近く、「公園上駅」からは西門が近いのですが、ローズガーデンへ真っ先に向かいたい方は西門からすぐなので、「公園上駅」で下車しましょう。
ローズガーデンは石造りの音楽堂を取り囲むように、一面バラが植えられています。「強羅公園」は西門側が標高約611メートル、正門側が標高約574メートルと高低差がある不思議な造りの公園なので、高い西門側の音楽堂から低い正門方向にローズガーデンを見て下さい。眼下に赤・ピンク・黄・白といった彩鮮やかなバラが広がり、本当に圧巻です!!
約140品種・1000株のバラが植えられているので、必ずや王子さまのバラの様にあなた好みの1本がある事でしょう!
「強羅公園」ローズガーデンのバラの最盛期は5月ですが、公園の方のお話によると例年8月上旬頃まで私たちの目を楽しませてくれるそうです。(※)
育てるのが難しい事で有名なバラですが、ローズガーデン管理担当の方が丁寧に剪定や花がら摘みをして、日々愛情込めて育てている事が分かります。まるで王子さまが愛するバラのためについ立を置いたり、ガラスの鉢をかぶせてお世話するシーンを彷彿とさせますね。
※開花状況を詳しく知りたい方はお電話でお問い合わせ下さい。TEL:0460-82-2825
ちょっと浮気して?!紫陽花を堪能!
「でもぼくも若かったし、彼女の愛し方がわからなかったんだ(星の王子さまより)」
物語では王子さまとバラはお互いを愛していても、コミュニケーションが上手く取れず、王子さまは自分の星から脱出してしまいます。そして6つの惑星を巡って最後に地球へやってきます。
実際、作者のサン=テグジュペリは浮気をしたり、妻のコンスエロとケンカや別居、離婚の話し合いをしたそう。
実は「強羅公園」の見どころはローズガーデンだけではありません。
サン=テグジュペリの様にちょっと浮気して?!公園内を散策すれば、6月中旬〜7月下旬まで美しい紫陽花が楽しめます!
平成26年7月6日までは、園内の特設会場で『あじさい展』が開催され、山紫陽花を中心とした珍しい種類の紫陽花をたくさん見る事が出来ます。
また園内の売店では「あじさいソフトクリーム」の販売も!是非、目でも舌でも紫陽花を堪能してみて下さい。
「強羅公園」は四季折々の美しい花々が楽しめる公園として有名です。園内には「ブーゲンビレア館」「熱帯植物館・ハーブ館」もあり、王子さまが7つの星を巡った様に色々な植物を巡って楽しむのもおススメです!
『王子さまのバラ』を探すならここ!星の王子さまミュージアム!
「星の王子さまミュージアム 箱根サン=テグジュペリ」は1999年6月29日にサン=テグジュペリ生誕100年を祝う世界的記念事業の一環として箱根町仙石原にオープンしました。
ミュージアムはTBSが運営しているため、視覚で楽しめる展示が素晴らしく、小さいお子様からご年配の方まで幅広い年代で楽しめます!特に映像ホールの400インチスクリーンで観るサン=テグジュペリの生涯と「星の王子さま」の物語を紹介した映像は必見!ファンのみならず、物語を読んだ事が無い方にも「読みたいっ!」と思わせるほど。本当におススメです!
更に面白いのはサン=テグジュペリの写真・手紙・愛用の品々を当時暮らしていた部屋を再現し、一緒に展示している点です。またミュージアムの至る所に、「星の王子さま」の登場人物のオブジェや像の展示も!見つけると嬉しくなりますよ。
ミュージアムで一番印象に残る『王子さまのバラ』は恐らく、建物正面にある像のバラではないでしょうか?「冷たい風に弱いからつい立が欲しい」と言ってわざと咳をしたバラとワガママを聞いてあげる王子さまの像です。二人の関係がよく分かる印象的なシーンですね。
この像の周辺は赤系のバラが植えられ、ローズガーデンになっています。ミュージアムでは平成26年7月13日まで『ローズフェア』が行われているので、是非、『王子さまのバラ』を満喫して下さい!
色々な姿の『王子さまのバラ』を堪能!!
実はミュージアム内には『王子さまのバラ』モチーフが随所に隠されています。是非、現地で探して見て下さい!
■ヨーロピアンガーデン(ガーデンデザイナー吉谷桂子氏)の一角にあるチャペル
中の正面中央ステンドグラスに注目!(写真参照)
なんと『王子さまのバラ』と「肝心なことは目では見えない」という秘密を教えてくれたキツネのモチーフが隠されているのです。
■レストラン「ル・プチ・フランス」
ミュージアム開園15周年を記念してバラをイメージしたスイーツ4点盛りが味わえます。(9月30日まで)
■ミュージアムショップ「五億の鈴」
現在、開催中の「ローズフェア」に合わせて『王子さまのバラ』モチーフのグッズがたくさんあります。是非、あなただけのバラ(グッズ)を探してみては?
「星の王子さまミュージアム」は平成26年6月29日で開館15周年を迎えるため、アニバーサリーイヤーの記念イベントが開催されます。特にJAXA(宇宙航空研究開発機構)とのコラボ企画は注目です!イベントの詳細は下記MEMO欄の「星の王子さまミュージアム」ホームページでご確認下さい。
あなただけの凛と花咲くバラ
パイロットとしても有名なサン=テグジュペリは第二次大戦で自ら志願した北アフリカ戦線へ赴き、地中海上空で行方不明になりました。
1998年、地中海マルセイユ沖からサン=テグジュペリとコンスエロ夫婦の名前が刻まれた遺品のブレスレットが引き揚げられたそうです。
物語の最後に王子さまは「ぼくの花」と表現した大切なバラが待つ自分の星に帰ります。主人公であるパイロットと王子さまの対話は実は、バラ=コンスエロの事を考えるもう一人の自分との対話だったのかもしれません。
バラは凛と咲いている姿が印象的な花です。是非、サン=テグジュペリや王子さまが虜になったバラを箱根で探してみて下さい。たまには、本を片手に旅するのも一興です!
※「星の王子さま」は翻訳した方により、文章のニュアンスが変わるのでご自身の好みものを選んで下さい。記事中の引用は池澤夏樹氏翻訳のものです。
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いづみ 小道
学芸員資格
元航空会社職員、元美術館職員、WEBライター
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