イラクとシャームのイスラム国は、先週、イラクの北部と東部の複数の都市を攻撃し、これらの町を制圧しました。
イルナー通信によりますと、このテロ組織は15日日曜、声明を発表し、イラク北部ティクリートにある基地で、イラク空軍士官学校の学生1700人を処刑したとしました。
この声明では、集団処刑の映像が公開され、そこには治安部隊の制服を着て、この大学生を銃殺する5人の人物の姿が映されています。
このテロ組織はさらに、モスルを制圧した後、この町のスンニー派の聖職者数名を処刑しました。
また、イスラムの教えに沿っていないとして、モスルの学校の教科書に火をつけるよう命じています。
さらに、サッカーのワールドカップを観戦した、あるいはひげをはやしていないといった理由で、モスルに住む若者数名を鞭打ちの刑に処しました。
こうした中、イラクの治安部隊は、首都バグダッドに近い3つの都市を解放し、北部での反撃に備えています。
シーア派最高権威のジハード・神の道における戦いの教令に応え、イラクの数十万人の人々が、テロリストとの戦闘への参加の申請に訪れています。