展示された八咫烏の立体だこ=尾鷲市向井の県立熊野古道センターで
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熊野古道の世界遺産登録十周年を盛り上げ、ワールドカップ(W杯)ブラジル大会での日本代表チームの活躍を願おうと、県紀北地域活性化局は十二日、尾鷲市向井の県立熊野古道センターに八咫烏(やたがらす)の立体だこを展示した。
八咫烏は三本の足を持つカラスの姿をした霊獣。神話では神武天皇東征の際、熊野から大和に入る道の先導となり、導きの神として信仰されている。熊野三山や日本サッカー協会のシンボルになっている。
八咫烏のたこは、広げた翼が約五メートル、体長二・五メートルで、十年前に熊野古道が世界遺産に登録されたのを記念して伊勢市の凧(たこ)作家西川正之さんが制作した。当時、世界遺産登録を記念して尾鷲市三木里海岸で開かれたたこ揚げ大会で大空を舞った。
展示は七月十三日まで(期間中無休)。問い合わせは県立熊野古道センター=電0597(25)2666=へ。
(野呂真聡)
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