蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【大リーグ】父超えた現役2世選手トップはカノ 米CBSが「父の日」特集2014年6月16日 紙面から 息子の成長が父の喜びです−。米放送局CBSスポーツ(電子版)は「父の日」の15日、「父親を超えた現役2世選手トップ10」を独自にランキング。1位にマリナーズのロビンソン・カノ二塁手(31)を選んだ。父・ホセさん(52)は現役時代に6試合を投げただけ。既にリーグを代表する二塁手となり、米野球殿堂入りの可能性もある息子は昨オフ、超大型契約も結び、名実ともにメジャー一の孝行息子となった。2位のプリンス・フィルダー一塁手(30)=レンジャーズ=のように良好ではない父子関係もあるが、選手としてはともに一流の親子鷹(たか)。できればこんな息子が欲しかった? 息子の活躍ほど、父が喜ぶプレゼントはないだろう。CBSスポーツは「父の日」を迎えた15日午前0時過ぎにランキングを発表。1位に選んだのは現役最高二塁手と名高いカノだった。 2005年のデビューから昨季までヤンキースの主軸として204本塁打、822打点を放ち、昨オフは10年総額2億4000万ドル(約244億8000万円)でマ軍に移籍。アストロズ時代の1989年に6試合に投げただけの父ホセさんを記録では完全に上回っているが、世のお父さんたちがうらやむのは2人の関係だ。 「僕の知っている野球の全ては父から学んだ。父が『できる』と言うから、ここまで来られたんだ」。11年の球宴。本塁打競争に出場したカノは、投手役に父を指名。見事に優勝し、父にこう感謝した。カノいわく、「父に連れられて生後3日で球場デビュー」を果たし、マイナー時代も父から助言を受けて成長。本塁打競争の優勝トロフィーを手に「これは父の勝利だ」と叫んだ。 まさに理想の親子鷹だが、良好とは言えない父と子もいる。2位のフィルダーは07年に本塁打王のタイトルを獲得。90、91年と2度の本塁打王に輝いた父セシル元一塁手(50)の通算本塁打にあと31本に迫っている。だが、父は04年にギャンブルで自己破産し、フィルダーの契約金の一部を無断で借用。息子は「父は死んだ」と言い放った。以降、絶縁状態が続いたが、昨年は球場で2人が握手する姿も見られるなど修復の兆しもあるという。 一方、3位以下にも父に劣らぬ息子が並ぶが、これからに期待されて10位にランクインしたのはメジャー4年目のディー・ゴードン二塁手(26)=ドジャース。父トム元投手(46)は98年にセーブ王に輝き、「フラッシュ」の異名を取った名投手だ。息子も今季、盗塁王目指して猛進中で、球団公式サイトによると「父は偉大であろうとした。僕も同じようにプレーしたい」と目標に掲げる。 ちなみに、同局が「2世特集」を企画した理由は「父を誇りに思えるだろうから」。オヤジの背中は、やはり現役メジャーリーガーにとっても大きいのです。 PR情報
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