IoT の調査: 依然として見えてこない、セキュリティとプライバシーの方向性
Internet of Things (IoT): Balancing Security and Privacy with the Technology Benefits
http://wp.me/pwo1E-7A8
By Dick Weisinger – June 10th, 2014
http://formtek.com/blog/internet-of-things-iot-balancing-security-and-privacy-with-the-technology-benefits/
By 2020, the total world of interconnected devices, the Internet of Things, will reach 212 billion, according to IDC. This year alone, 1.7 billion PCs, tablets and smartphones are expected to be shipped. This growing base of interconnected devices causes many to worry about safety, security, privacy and vulnerability issues.
2020年までに、この世界における相互接続されたデバイスの合計は、つまり Internet of Things の数は、212 Billion に達するだろうと、IDC は言っている。なんせ、今年だけで、PC/Tablet/Smartphone が出荷数は、1.7 Billion になると予想されているのだ。そして、これらの相互接続されたデバイスの成長ベースに応じて、安全性/セキュリティ/プライバシー/脆弱性の問題が発生すると、数多くの人々が心配している。
Paul Roberts, founder of IT security news site Security Ledger, reported by Chris Gonsalves of CRN, said that ”I really believe that the combination of technologies that we refer to as the IoT is going to be transformative in ways that are profound… I see the net effect of this next phase of the internet as a leap forward, rather than incremental change. But I also think that IoT will create significant challenges in areas like privacy and security.”
CRN の Chris Gonsalves のレポートによると、「 私たちが IoT と呼ぶテクノロジーの組み合わせは、深層からの変革になると、本気で考えている。そして、その実質的な効果は、インターネットにおける次のフェーズを飛躍的に推し進めるものとなり、また、漸進的な変化と異なるものになると捉えている。しかし、IoT がもたらすものには、プライバシーやセキュリティといった分野における、大きな課題も含まれると思っている」と、IT セキュリティ・ニュース・サイトである Security Ledger の設立者 Paul Roberts は述べている。
Earl Perkins, Gartner analyst on IoT security, said that “we are at the early stages of a major inflection point in security… Every time we have a major infection point, we seem to make the same mistakes. We allow it to get away from us and end up playing catch up for the next five to 10 years. Just like every new generation of technology, we’ve got to be sanguine about how to approach it.”
Gartner の IT Security アナリストである Earl Perkins は、「 私たちは、セキュリティが変化する、大きな節目の初期段階にある。これまで、このように大きな影響が生じるポイントを通過するごとに、私たちは同じ間違いを繰り返してきたと思える。私たちの手元からセキュリティが離れて行くことを許容し、5年〜10年後に取り戻すという形を繰り返してきた。まさに、新しい世代のテクノロジーという観点で、それにアプローチする方法について、楽観的であり続けている」と述べている。
Vint Cerf, vice president and chief Internet evangelist for Google, said that smart interconnected devices will increasingly “improve our daily lives. [But] the risk is that inimical forces may gain control and create serious problems.”
Google の VP and Chief Internet Evangelist である Vint Cerf は、このスマート・インターコネクト・デバイスの成長について、「 それは、私たちの日常を進化させるものになる。しかし、有害と思われるパワーが、深刻な問題を生み出し、それを増幅していくという、リスクが残される」と述べている。
Joshua Corman, Sonatype of CTO, said that ”our dependence on these systems [interconnected devices] is growing faster than our ability to secure them. That’s how I know we’re not getting better. As we bring more of this software and connectivity into our homes, we’re inviting the devil into our homes. The very things you use to keep bad guys out of your house can be converted to let them in.”
Sonatype の CTO である Joshua Corman は、「 これらのシステムへの、つまり、相互接続されたデバイスへの依存性は、それらを安全に保つという意味で、私たちの能力を上回るスピードで成長している。それが示すのは、より良い方式を得るための術を、私たちが手にしていないという現実である。このようなソフトウェアやコネクティビティを家庭に持ち込むことは、悪魔を招き入れることと同じである。それは、害悪をなすものを家庭から遠ざけるという考え方を、取り入れるという考え方に、切り替えることに他ならない 」と述べている。
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この、Android の Location Service は、とても便利なのですが、つねに自分の居場所を配信し続けるという側面も持っています。ON にしておけば、自分の居場所を特定できるので、Maps などを使う意味が増してくるのですが、「ほんとうに、それで良いの」という疑問が付きまとっていることも確かです。 そんなわけで、もっとセンシティブになろうと心に決めて、普段は OFF にしているのですが、なにかのときに ON にして、そのまま切り忘れているというケースが多々あります。 だいたいは、あまりにも便利になっている自分のスマホに、「あれ?」と思って気づくわけですが、こんな重要なモードの選択が、奥の方に有るのも問題なので、先ほどですが GPS のトグル・ウィジェットをインストールしたところです。 正直な話、スマホひとつを取っても、こんな状況なのに、IP を背負った家電が大量に家庭の中に入り込んできたら、いったい、どうなるのだろうと心配になってしまいます。文中にもあるように、私たちの日常は、IoT により大きく変化するはずです。 しかし、大きなリスクを抱えていることも確かなので、くれぐれも慎重に進めて欲しいと思いますね。
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