渋谷交差点、女性専用エリア設置へ　Ｗ杯これは嘘ニュースです

　サッカーワールドカップのサポーターらが集まり、混雑することで知られる東京・渋谷交差点で、警視庁は次回２０日に行われるギリシャ戦から女性専用エリア、男性専用エリアをそれぞれ設置する。１５日のコートジボワール戦で、混雑に乗じた痴漢被害が相次いだことによるもの。

　１５日に行われた日本代表の初戦では、試合終了間もない正午ごろからユニホームを着たサポーターらが集まりはじめ、ハイタッチや肩車などで騒ぎ合った。あまりの興奮ぶりに、中には日本が勝ったと勘違いして万歳三唱するサポーターもいたという。渋谷署では警察官約８００人を動員して交通整理に当たったが、約１時間にわたって混雑が続いた。

　またこの騒ぎに乗じ、交差点周辺には女性の胸を触るなどの痴漢行為が頻発。４０代の男１人が東京都迷惑行為防止条例違反（痴漢）で現行犯逮捕されたが、実際の被害はそれ以上に及んだものとみられる。

　この事態を受け、警視庁では次回２０日のギリシャ戦から交差点付近に男性サポーターの入場を禁じる女性専用エリアを設けることを決めた。また「男性への逆差別に当たる」という声に対処するため、男性サポーターのみが入れる男性専用区画も同時に設ける。

　警視庁では「男性専用エリアで思う存分もみ合ってほしい」と話している。