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サイパン戦から70年 現地で慰霊式典6月15日 19時21分
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太平洋戦争中、サイパンで旧日本軍とアメリカ軍が戦い、民間人を含む5万人以上の日本人が亡くなった戦闘から15日で70年を迎え、現地では元兵士や家族らが犠牲者に祈りをささげました。
サイパンでは、ちょうど70年前の昭和19年6月15日、上陸したアメリカ軍と旧日本軍との間で激しい戦闘が始まりました。
15日に現地で行われた式典には、戦闘に参加した日米の元兵士やその家族など、およそ200人が出席し、犠牲者に祈りがささげられました。
そして、アメリカ軍の元兵士、ロバート・バークさん(88)が、「戦争中に日本とアメリカが体験したつらい経験は、今の両国のすばらしい関係へと変わりました。きょうここに来た日本人の皆さんを愛しています」とあいさつしました。
続いて元日本兵の岡崎輝城さん(92)が、「私は、多くの戦友が戦死したこのサイパンに、毎年慰霊に訪れています。今後も日米両国が親しい関係であってほしいと願っています」と述べました。
この戦闘では、軍人のほか、アメリカ軍に追い詰められ、「バンザイ・クリフ」と呼ばれる崖から身を投げた民間人など、5万5000人もの日本人が犠牲になったとされています。
太平洋戦争中に亡くなった人を慰霊する行事は、今後、グアムなどでも行われる予定です。
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