罪と罰(終) 歩み去る人々
また冬と呼ばれる季節が巡ってきた。12月も半ばを過ぎ、街があわただしくなっていく。
毎年、ビルの空調が暖房に切り替わる頃になると、週に1度ぐらいの割合で、カスミさんが手作りのお菓子を持ってきてくれていたものだ。ジンジャークッキーやフルーツケーキが多かったが、蜂蜜をたっぷり使ったスコーンやチョコレートブラウニーのときもあった。給湯室の電子レンジで10秒ほど暖めると、ジンジャーやドライフルーツの魅惑的な香りが広がる。オフィスに持って行くと、3バカトリオが真っ先に駆けつけ、少しでも体積の大きなピースをゲットしようと、子供のような争いを繰り広げる。甘いものには目がない村瀬さんが一歩遅れて参戦し、意外な敏捷性と選定眼を発揮する。武田さんや久保さんも、3バカトリオを押しのけるように手を伸ばす。まるでビヨルンがふるまう焼き菓子を取り合う騒々しいドワーフたちのようだ。その争いを尻目に、遠慮がちなマサルのために、クミがあらかじめ取り分けておいた紙皿を2人の間に置き、仲良く分け合っている。
私はそんな光景を懐かしく思い出していた。カスミさんがいなくなった後は、手作りのスイーツを供給してくれる後継者は現れず、たまにお客さんからのいただきものか、誰かの旅行のお土産の菓子が置かれているぐらいだ。
「課長」飛田が声をかけてきた。「東雲工業、行ってきます」
「よろしくね」
「はい」飛田は振り向いた。「おい、木下。行くぞ。早くしろ」
「とっくに準備できてるよ」木下は毒づいた。「お前を待ってたんだよ」
「紙とソース、全部持ったんだろうな。抜けなんかあったら取りに帰らせるからな」
「心配ならてめえで確認しろよ」
「オレは忙しい。そういう雑用はヒマなお前に任せてあるんだ」
「俺だって忙しいんだよ。モテないお前と違ってな」
「ああ?」
「おい」私は2人を睨んだ。「さっさと行きなさい。そういう漫才を電車の中でやって他人様に迷惑かけるんじゃないわよ」
「「はい」」
2人は返事をハモらせ、そのことに気付いて揃って不快な表情を作ると、そのままオフィスから出て行った。
「へえ、飛田も変わったもんだなあ」
感心したような声を上げたのは、今は第1開発課の課長代理になっている村瀬さんだった。<LEAPCRAFT>の件で、守屋と一緒に打ち合わせに来ていたのだ。課の人数が増えたので、第2開発課は11月初めに元々CS開発部のオフィスだったフロアに移動していたから、村瀬さんが飛田を見るのは久しぶりだったのだろう。
「なんか木下といいコンビですね」守屋も意外そうに言った。
私はうなずいた。当人たちが聞いたら全身全霊を込めて否定するだろうが、まさにいいコンビに見える。秘かに漫才コンビと呼ぶ人もいるぐらいだ。
「本人たちは、どっちも認めないだろうけどね。でも、あれで互いに認め合ってるらしいのよ」
「聞いたときは、何て大胆なアサインだと思ったよ」村瀬さんは含み笑いした。「とてもオレには真似できないなあと感心したんだけど……」
「失敗すると思ってたんでしょ、村瀬さん」
「実はね」村瀬さんは認めた。「でも考え直した。だからオレも真似してみることにした」
「あ」守屋が顔をしかめた。「ひょっとして、ぼくを伊藤と組ませたのはそれですか」
村瀬さんと私は揃って笑い声を上げた。伊藤くんは、11月に第1開発課で中途採用した24才の男性社員だ。いわゆる「ゆとり社員」で守屋は四苦八苦しているらしい。先日も廊下で立ち話をしたときに「ぼくや課長に向かって、ご苦労様です、って真顔で言ってくるんですよ」とぼやいていた。それでもキレずに根気よく指導しているのは感心だ。
「飛田は、例のイニシアティブの件、どうだったのかな」村瀬さんが言った。「前と違って、他人に歩み寄ろうと努力しているように見えるのは、やっぱり気にしてるからなのかな」
「どうなんでしょうね」私は2人が出て行ったドアの方を見た。「レガシーの人からは、面と向かって罵倒されたこともあったらしいですけど、まあ、あいつはそんなことで落ち込む奴じゃないんで。とはいえ、まあ、気にならないと言ったらウソになるでしょうね」
「ちょっと惜しい気もするね」村瀬さんは短く笑った。「飛田の、オレ様がナンバーワンプログラマ的なキャラは、傍から見てる分にはおもしろかったんだけど」
「今だってオレ様飛田様ですよ、あいつは。ただイニシアティブの件で、自分の立ち位置を再確認したんでしょう」
発端は大阪市内で発生した些細な暴力事件だった。10月4日の22時過ぎ、御堂筋にある焼き鳥屋の前で男性3人が言い争っていた。声は次第に大きくなり、何かを叩きつけるような物音も響いてきたので、焼き鳥屋のバイト学生が外に出てみたところ、2対1での殴り合いに発展していたらしい。すぐに110番通報が行われ、駆けつけた警官によって2人と1人は引き離された。3人ともたいしたケガではなく、大阪府南警察署で事情を聴かれたものの、よくある酔っ払い同士のトラブルということで、すぐに解放されている。
これだけなら、そもそも何の話題にもならなかっただろうが、焼き鳥屋のバイト学生が殴り合いのシーンをスマートフォンで撮影し、面白半分でTwitterにアップしたことから、当事者の顔がネット上にさらけ出されることになった。該当のツイートは翌朝には削除されたものの、すでに何人かがリツイートしていて、それを目にした1人のネットユーザがつぶやいた。
このわずか数語のツイートに、IT系のビジネス情報サイト<日刊ITサテライト>のライターが興味を抱いて、たまたまネタを探していたこともあって、背景の調査を開始した。その結果、11月20日に次のような記事が掲載された。
IT業界を変える救世主か、恐怖政治の独裁者か
ソフトウェア・エンジニア労働環境向上推進協会とは
3K、7Kなどと呼ばれ過酷な労働環境のイメージが根強いIT業界。そのIT業界を変革しようと、大胆な活動を続ける1つの組織がある。関西を中心にIT企業専門のコンサルタント業務を展開する<ソフトウェア・エンジニア労働環境向上推進協会>、通称、SELCAイニシアティブだ。
そこにはイニシアティブの活動内容がかなり詳しく書かれていた。五十嵐さんやイニシアティブの関係者への直接取材はかなわなかったらしく、実際にコンサルを受けた企業の社員――ただし全員匿名――の体験談で構成されている。IT業界に蔓延する大手SIerをトップにしたピラミッド構造の弊害、技術力のない自称システムエンジニアが技術力のあるプログラマより高給を得ている矛盾。これらに警鐘を鳴らし、その問題を解決するためには、業界全体の技術力の底上げをすべき、という理念の元に、IT関連企業にドラスティックな変革をもたらすようなコンサル活動を行っていることが、具体的な例とともに説明されていた。私が読む限りでは、イニシアティブについて、賞賛しているわけでもないが、批判的なわけでもないようだった。
記事の後半は、イニシアティブのコンサルによって、会社が技術力重視に傾いたことで居場所がなくなり、退職を余儀なくされたベテラン社員について多くの行が割かれていた。
……先日、大阪ミナミの繁華街で、SELCAイニシアティブのコンサルのために、長年勤めていたIT企業から退職した社員2人が、偶然、コンサルの男性と出くわした。酔っていた2人はコンサルと口論となり、やがてそれは物理的な暴力へ続くことになったのだ。警察への取材によると、殴りかかった2人はコンサルの顔を見た途端、恨みが一気に噴出したと話していたという。SELCAイニシアティブの活動によって、依頼元のIT企業の開発効率や業績も上向きになることが多い。だが、その成果の陰で何人かの犠牲者が出ていることにも留意が必要なのではないか……
この記事が大反響を呼んだわけではないが、少なからぬエンジニアの関心を惹いたことは確かだった。イニシアティブの理念に賛同する人、批判する人が主にTwitter で議論を繰り広げた。中にはかなり過激な口調で、IT業界の危機を理由にイニシアティブを罵倒している人もいた。
「これって」その一連のツイートを読んだ木下が言った。「あの人じゃないですかね。ほら、星野さんに紹介されて会った」
「そうかもね」私もエヌ氏ではないかと考えていたが、匿名のつぶやきだけで確定できないのは言うまでもなかった。「まあ、あの人の他にも、似たような境遇の人はいるみたいだけど」
「でもストアド絶対主義の蔓延によって、とか書いてますよ」
「決めつけないの」
「お前はどう思う?」木下は飛田に訊いた。「こんなこと書かれて悔しいんじゃないか?」
「別に」飛田は素っ気なく答えた。「言いたい奴には言わせておけばいいんだよ。どうせ負け犬の遠吠えにすぎないんだからな」
「お前なあ……」
ネット上の論争よりも、飛田の態度に呆れた木下だったが、そのときはまだ興味本位で話題にしたにすぎなかったようだ。それを知ってか知らずか、飛田もどこか他人事のようだった。だが、翌週に出た第2弾の記事を読むと、さすがに顔色を変えた。それは私も同様だった。そこには、イニシアティブの関東圏進出第1号顧客として、横浜市内の某IT企業のことが紹介されていたからだ。
……ホスト系の技術しかなかったA社だが、SELCAイニシアティブのコンサルによって、Web系アプリケーション開発へと方向転換し、それらは一応の成功を収めた」木下は<日刊ITサテライト>の記事を音読した。「だが、そのために同社のベテラン技術者が、実に数十人単位で退職へと追いやられたか、非技術職への転換を迫られることになったのだ。これが会社が生き残るために必要な犠牲だったと考える人もいるだろうが、体のいいリストラでしかない、という見方もあり……
「うちの誰かが話したんでしょうかね」たまたま第2開発課に来ていた守屋が言った。「箝口令が出てるのに」
守屋の言うとおり、前回の記事の直後に、瀬川部長はいかなるメディアの取材にも応じてはならない、という通達を全社員向けに出していた。それは、まさに今回のような記事の素材になることを懸念してのことだったが、残念ながら徹底されなかったようだ。それは裏を返せば、うちの会社に生じた変革の方向を歓迎していない社員が、いまだに少なからずいるということだ。
第3弾の記事は12月に入ってから出たが、それは短いものだった。イニシアティブのコンサル業務が伸び悩んでいて、関東圏での活動を無期延期するという内容だった。本拠地の関西においても、コンサル契約を最後まで完了するよりも、途中で終了することによる違約金によって利益を得ている実体が口コミで広がり、新たな契約を得ることが困難になりつつあると書かれている。事実を知らない人が読めば、まるで最初から違約金目的のビジネスモデルだとの印象へ誘導されてしまうかもしれない。
……そもそもSELCAイニシアティブの派遣するコンサルの実力は、ずば抜けて高いものではないという。着実に会社の方向を変えられるようなビジョンと行動力を兼ね備えたコンサルは数人で、運良く、それらの有能なコンサルを引き当てれば、大きな変革が期待できるのかもしれない。しかし大多数のコンサルは、闇雲に技術力向上だけを指導し続け、競争原理まで持ち込んだ結果、社員の方が疲れ果ててしまい、本来の開発業務そのものに影響が出るケースもある……
……関東圏進出の第1号顧客であるA社(前号参照)は、代表の五十嵐氏自らが辣腕をふるった結果、大きな成果を残すことができた。A社内での評価も高いという。しかし前述の通り、全てのコンサルに同じ結果を期待することが難しいのであれば、A社をモデルケースとみなすことはできない。むしろA社は幸運な例外だったと言うべきだろう……
うちの社内に最も大きな影響を及ぼしたのは、最後の記事だった。瀬川部長は苦い顔をしていたが、まさか社員にネットを見るな、とも言えないし、この件を社内で話題にしてはいけないとも言えない。Webシステム開発部内では「まあそれも仕方がないんじゃない?」という雰囲気でしかなかったが、レガシーシステム・メンテナンス部の、特に武田さん世代の人たちは、憤懣やるかたないという顔だった。
数日後の定例の部門連絡会議でも、当然、この記事のことが話題になり、レガシーシステム・メンテナンス部の衣笠部長が、猛然と瀬川部長に噛みついていた。
「要するにうちの会社は、イニシアティブのいい宣伝として使われるところだった、ってことですな」衣笠部長は手にしたプリントアウトをバシンと叩きつけた。「しかも下手すれば、まったくうまくいかなかった可能性だってあったわけだ。まんまと五十嵐の口車に乗せられて、社内をかき回されてしまった。このことについて、どうお考えなんですか」
衣笠部長は元CS部の課長だったが、公事部と統合されてレガシーシステム・メンテナンス部となった際に、CSと公事の両部長が退職したために部長に昇進した人だ。AS/400の時代には、K自動車の関連企業に対して、いくつも生産管理システムを売り込んで来たらしい。全盛期には、半年で5案件の受注に成功し、その年のCS部の売上の40%を1人で稼ぎ出した、という伝説を持っている。その成功体験が強すぎたのか、2010年代になっても、AS/400の新規案件を顧客に持ち込んでは、蹴られるという日々を過ごしていた。もしイニシアティブの改革がなければ、順調にCS部の部長となり、いずれ役員の椅子に手が届いたことだろうが、今は無聊をかこつ日々を過ごしている。これまでの実績や経験を、もはや誰からも頼りにされていなかったため、久しぶりに意見を表明する機会を得て、生き生きにしているように見えた。
「衣笠さんが何を問題としているのかわかりませんね」瀬川部長はひょうひょうと応じた。「うちに限って言えば、イニシアティブのコンサルを導入した効果は明らかだ。そりゃあ、他の会社ではコンサルが失敗したのかもしれませんが、うちの会社に何の関係があるんでしょう?」
衣笠部長は憎々しげに瀬川部長を睨んだが、瀬川部長は意に介さず続けた。
「確かに五十嵐さんには、うちの会社を利用してイニシアティブの実績としようという意図があったかもしれません。だけど、うちにとってはコンサル料に見合うだけのメリットがあった。違いますかね?イニシアティブは関東圏への本格的な進出を延期しましたが、それはうちには関係のないことですね。私は五十嵐さんがコンサルをしてくれるというのでお願いしたんです。彼はその期待に応えた。それでいいじゃないですか」
「私は、海のものとも山のものともつかない人間に、うちの会社の命運を託したことが問題ではないかと言っているんです。瀬川部長はギャンブラーですなあ」
揶揄するような口調に笑い声が上がったが、それは必ずしも衣笠部長への同調ではなかった。
「ビジネスですからね」瀬川部長は片頬だけで笑った。「結果が全てですよ。今、ギャンブラーと言われたが、私にしてみれば、メインフレーム主体の事業を続けていくことの方が、よっぽどギャンブルですよ。いくらレイズしたってコールする相手はいない。いや、ポーカーテーブルそのものがなくなりかけているですからね」
衣笠部長は顔を真っ赤にして黙り込んだ。代わりにCS課の山岸課長が発言した。
「Webシステム開発部の第2開発課にいる飛田という社員ですが」山岸課長は私を見ながら言った。「彼はイニシアティブのメンバーだそうですね」
瀬川部長が発言を許可するように、私に向かって小さく頷いた。とはいえ、山岸課長の意図が読めず、私は慎重に口を開いた。
「おっしゃる通りですが、それがどうかしましたか?」
「彼は、うちの社内でイニシアティブとしての活動をしているんじゃないかという声があるんだがね」
「はあ?具体的にはどんな活動ですか、それは」
「そこまでは知らんよ」山岸課長は目を逸らした。「いわゆる布教活動みたいなことじゃないのかね」
「布教活動……ですか?」
「たとえば自分が将来管理職になって、自分がやりたいように、この会社の方針を誘導するとか、うちに、イニシアティブのメンバーをどんどん呼び込むというような」
あまりにバカバカしい言い草に、私は笑い出しそうになった。実際に口元が緩んだかどうかしたらしく、山岸課長はムッとした顔になった。
「とにかく扱いには注意した方がいいんじゃないかってことだ」
やれやれ。私は小さくため息をついた。まだ、そんな考えをする人間が社内にいるとは思わなかった。
「お言葉ですが、飛田を過大評価しすぎですよ」
「なんだと?」
「飛田は確かにイニシアティブのメンバーですが、別にイニシアティブに忠誠を誓っているわけではないんです。あいつは良い意味でも悪い意味でもエンジニアという仕事を愛していて、その能力を最大限に発揮するためにイニシアティブを利用しているに過ぎないんですよ。エンジニアの社会的地位が向上して欲しいと願ってはいるでしょうが、それはあくまでも自分が働く業界の未来が、明るいものであって欲しいからだと思います。実際のところ、飛田に少しでも出世欲みたいなものがあるなら、あいつを操縦するのも、ずいぶんと楽になるんですけどね」
山岸課長が何か言う前に、私などよりずっと課長らしい雰囲気が身についている村瀬さんが発言した。
「箕輪さんの言うとおりだと思いますよ。飛田はプログラミングおたくなんです。自分にも他人にも要求する水準は高いですが、技術力はピカイチです。私たちがうまく使ってやれば、彼は成果を出しますよ。それも高い成果を」
「しかしなあ」山岸課長は別の方向から追及してきた。「東雲工業の担当者ともうまくいってないそうじゃないか。営業の人間から聞いたんだが、よく言い争いになっているとか?そういう奴に、大事な顧客である東雲工業を担当させておいていいのかね」
山岸課長の魂胆は見え透いていたから、私は心底うんざりした。飛田に対して難癖をつけたいだけなのが見え見えだ。レガシーシステム部に属するほぼ全員が、自所属にオワコンの烙印を押されたことを快く思ってはいない。それでも現在やれることを意欲を持ってやろうとしている前向きな社員と、過去の資産を後生大事に守っている保守的な社員がいる。山岸課長は後者の筆頭で、折に触れてはWebシステム開発部の仕事のやり方や、メンバーの行動などに批判的な言動を繰り返している。他人を貶めることで、自分の存在価値が上がると勘違いしているのだ。瀬川部長が主導した組織改定とリストラを「粛正」と呼んでいるらしい。
「飛田が重視しているのは、技術者としての能力を発揮することだけで、それ以外のことはどうでもいいんですよ。相手が上司だろうが顧客だろうが、自分の仕事を邪魔されることを嫌うんです。そういう態度が社会人として問題なのは認めますが、一方で成果を出していることは確かです。実際、うちのどのメンバーと比べても、飛田のコスパは高い方です。今、村瀬さんが仰ったように、使い方を間違えなければ、貴重な戦力になります」
「いや、しかし……」
「つまり私たち管理側の問題なんです」私は強引に続けた。「飛田に限らず、誰でもそうですけどね。根拠もないのに担当を外すような筋の通らないことをする気は、私にはありません」
山岸課長は沈黙した。が、決して納得したわけではないことは、その不満そうな顔を見ればわかる。この人なりにレガシーシステム部のことを考えているのかもしれないが、よその部に難癖をつけてばかりではなく、もう少し建設的な考えをしてもらいたいものだ。
そのときのやり取りを思い出したのか、村瀬さんはニヤニヤ笑った。
「箕輪さんが、あんなに熱心に飛田を弁護するとは思ってなかったよ」
「村瀬さんだって援護してくれたじゃないですか」
「オレは山岸さんが嫌いなだけ。あの人、オレがCSにいたとき、<LEAPCRAFT>のメンテをやってたら、そんな大した金にならんことに時間使ってるんじゃねえ、みたいなこと言ったんだよね」
「どうしようもないっすね、あの人は」守屋も山岸課長をよく思っていないらしく、切り捨てるような言い方をした。「それはともかく、イニシアティブはどうなるんでしょうね。あんな記事出ちゃって」
「そうだなあ。イニシアティブによるIT業界の改革は、一次後退ということになるんだろうね」村瀬さんは苦笑した。「久保さんなんかは、今頃、大笑いしてるかもね」
すると守屋が何かに気付いたように手を叩いた。
「あ、わかった」
「何だ?」
「うちの情報をリークしたのって、久保さんなんじゃないですか?あの記事、どう考えても何かバイアスかかってますよ」
「どうかな……いや、違うと思うな」村瀬さんは否定する根拠を持ち合わせているというより、考えたくないというような顔をした。「秘密保持契約は退社後も有効なんだからな」
「そんなの久保さんが気にするとは思えませんけどね」守屋は私の方を見た。「箕輪さんもそう思うでしょう?」
「さあね。どうでもいいけど」久保さんのことなど思い出したくもなかったので、私は素っ気なく答えた。「確かにあの記事、最初の方はともかく、後半は明らかにイニシアティブに否定的な論調でした。みんな、今のままの業界でいいと思ってるんでしょうかね」
「業界を変えたいと思ってるのは、みんな同じじゃないかな。ただ、ちょっと劇薬すぎたのかもしれんな、イニシアティブというのは。業界の方に受け入れる下地ができてなかったってことだろう。そこまでの危機感が足りないのか」
「すでにできあがって動いている構造を壊すのは難しいってことですね。だからこそ、五十嵐さんは今のうちに始めなければ、と思っていたんでしょうけど」
「ただ正直なところ」村瀬さんは声を潜めた。「少しホッとしている部分もあるんだよ。定年までずっと勉強し続けていくのは、やっぱりつらいものがあるからな。最近、体力も集中力も落ちてきてるのがわかるんだ。10年後を考えるとな」
私はうなずいたが、どちらかと言えば残念だと思う気持ちの方が強かった。五十嵐さんの理念が浸透したIT業界をこの目で見てみたかった。プログラマが「ITドカタ」などと自嘲することなく、自らのスキルと意欲を最大限に発揮できる業界。プログラマが使い捨ての道具などではなく、貴重な技術を持つスペシャリストとして尊敬される業界を。会社の肩書きではなく、自分のスキルが売り物になる業界を。
ただしその業界には、カスミさんの居場所はないだろう。そう思って少し悲しい気分になったとき、まるで私の心を読んだかのように、村瀬さんが訊いた。
「そういえば進藤さんは元気でやってるのかな」
「ええ。たまにメールをくれますよ」
カスミさんは東雲工業の霧島部長の紹介で、川崎市にある寺島スプリングという会社に転職していた。エンジニアとしてではなく、事務部門の契約社員としてだ。東雲工業の下請け的な会社で、堅実な経営で業績も悪くない。長時間労働などもないと聞く。ただし、給与は大幅に下がったはずだ。東雲工業の給与テーブルを見たことがあるが、契約社員だと月給換算で手取り20万から24万の間だった。寺島スプリングが、それより高いということはないだろうから。
「オレたちが言えた義理じゃないのかもしれんが」村瀬さんも寂しそうな顔になった。「もう少し進藤さんにしてやれることはなかったのか、とたまに思うよ」
「あたしもです」
ある意味で、うちの会社の改革は、カスミさんや会社を去って行った人達の犠牲の上に成功したと言える。私はそのことを忘れたことはないし、忘れてはならないと思っている。忘れてしまったとき、私は若い社員から「箕輪課長って使えないおばさんだ」と思われているだろうから。
村瀬さんは、イニシアティブの活動が一次後退すると考えているようだが、うちの会社に限定するなら、五十嵐イズムはもう根付いている。衣笠部長や山岸課長の手に権力が戻ることはないだろうし、武田さんが開発の現場に戻ってくることもないだろう。少なくとも当面の間は、社内では技術力がファースト、という方針が変化することはないはずだ。そうでなければ、カスミさんが会社を去らなければならなかった意味がなくなってしまう。
カスミさんのことを思い出すと、何もできなかった自分に腹が立ってくるので、私は感情を強引に押し殺した。
「さて、どこまで話しましたっけ?」
「ああ、ええと、CouchDB との連携ができないかと、大森工業さんから要望が出てるんだが……」
私たちは仕事をした。これまでしてきたように、これからもしていくように。この会社から去ることになった人たちのためにも、私たちにはその義務があった。
カスミさんの姿を久しぶりに見たのは、それから1年後、クリスマス前の最後の土曜日だった。
その日、私は午前中から大学時代からの友人アキとみなとみらいに来ていた。夕方からまだ独身の友人たちを呼んで、私のマンションで女子会をやる予定だったので、アルコールや食料の買い出しに来ていたのだ。近くでアキの車にピックアップしてもらい、そのままみなとみらいまで走ってきた。
「人多いねえ、相変わらず」
「ここなんか全然マシよ」と、渋谷で働いているアキは顔をしかめた。「渋谷とか表参道なんか、この時期、どっから沸いてくるんだってぐらい人であふれるんだから。しかもいまいましいことに若いカップルばっか」
アキのキューブをセキチューの駐車場に停めた私たちは、まず隣接している生鮮館の1Fに向い、ビールにワイン、缶チューハイ、日本酒を大量に買い込んだ。集合する友人たちは、どいつもこいつもヤマタノオロチなみに飲む奴ばかりだったから、ビールなどは箱買いしたが、それでも足りるかどうか心配だった。
「あんたの家、近くにフィット・ケア・デポがあるじゃん」アキは私の心配をよそに、つまみを物色している。「買いに行けばいいでしょ。さてと、あいつらに食わせるエサはどうするかね」
「タコがいるのよ、タコが」私はたこ焼きをやる予定をアキに思い出させた。「大量にね。ここで買ってく?」
「えー、マークイズ行こうよ。クリスマスなんだからさ。おいしいパンとかケーキとか欲しいじゃん」
「生鮮品はここが安いんだけどね。ま、いいか」
私たちは大量のアルコールを苦労して車の後部座席に押し込むと、そのままマークイズの駐車場に移動した。まだ昼前だったので、何とか駐車できたが、すぐに満車になるだろう。
地下1階の京急ストアに向い、私たちはタコ2杯の他、5人の女の食欲を12時間ほど満たすために必要と思われるもの、必要ではないものを買っていった。2人の両手がふさがってきて、最後にシフォンケーキを選んでいると、少し離れた場所で怒鳴り声が響いた。
「おい、いちいち引っかかってるなよ」太い男性の声だ。「ったく」
私は声のした方向に顔を向け、声に負けないぐらい胴体の太い中年男性を目撃した。すぐに視線をショーケースに戻したものの、何かが顔認識データベースに引っかかり、もう一度顔を上げた。
そこにカスミさんがいた。
片手に大きな買い物袋を下げ、片手で泣きそうな顔の小さい男の子の手を握っている。その後ろにはリュックを背負った小学校高学年ぐらいの男の子が続いていた。中年男性は苛々した顔でカスミさんに何か文句を言っていて、カスミさんは申しわけなさそうに顔をそむけていた。
私が知っていたカスミさんは、贅沢品とは縁がなかったが、身だしなみだけはきちんと整えていた。着ているものはユニクロやしまむらばかりでも、品よくコーディネイトするセンスがあった。
「何?」固まっている私に気付いたアキが訊いてきた。「知ってる人?」
「うん」私はうなずいた。「前に会社にいた人」
今、私が目にしているカスミさんは、身につけている物は変わっていなかったが、どことなく余裕がないみたいだった。髪は乱れていたし、化粧も見苦しくない程度にしかしていない。最後に見たときより痩せているが、健康的にダイエットしたというより、ストレスが重なって憔悴しているように見える。
何といってもショックだったのは、カスミさんの顔に一片の笑顔さえ浮かんでいないことだった。どんなときにも穏やかな笑顔を絶やすことがなかったのに。
中年男性が何か言い、さっさと下りエスカレーターの方へ歩き出した。カスミさんは子供をうながして、その後についていった。
「挨拶とかしないの?」アキは怪訝そうに私の視線の先を追った。「お茶とかするなら待っててもいいし」
アキの言葉に私は迷った。
「うん……そうね……」
きっとカスミさんは、今の姿を見られるのを嫌がるだろう。私は何となくそう感じた。この1年の間に何があったのか、あの中年男性とどういう関係なのかはわからない。だが、決して幸せな毎日を送っているわけではないことだけは確かのようだったから。
不意に五十嵐さんの言葉が頭に浮かんだ。
少数の役に立たない技術者を犠牲にすることによって、多くの未来ある有能な技術者が救われるとしたら、それは果たして悪と言えるのか?
五十嵐さんの言う犠牲者が、今、疲れた背中を私に向けて歩いているカスミさんだ。会社のための犠牲。Webシステム開発部の社員はその犠牲を甘受した。もちろん私も含めて。それが正しかったのか、それとも間違っていたのか、その結果が明確になるにはまだ時間が必要となるだろう。答えが出る日など、永遠にこないのかもしれない。ただ、カスミさんが犠牲になるような罪を犯したとは、どうしても思えなかった。
私は、とうとうカスミさんに声をかけられないまま、その後ろ姿が地下へ消えていくのを、寂しさとともに見送っていた。不意にこぼれ落ちた涙で、その姿はかすんでいた。
(終)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
書き始めたときは、これほど長くなるとは思いませんでした。連載開始前にほぼ書き上げておいてから、公開日(月曜日)の数日前ぐらいに、だいたい200行前後を目安に切っていくのですが、気付いて見ると50章近くに膨れあがってしまい、連載期間も1年近くとなってしまいました。最終章は2つに分けようかとも考えましたが、うまい切れ目が見つからず、通常の倍以上の分量での公開となりました。
長々とお付き合いいただいた方々、真摯なコメントを寄せていただいた方々、誤字脱字を根気よく指摘していただいた方々に、改めてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
時々書いているのがイヤになるぐらい重い話となってしまい、月曜日の朝から読む人の気分を重くしていいのかと自問しつつ、何とか最後まで話を進めることができました。正直、書き足りない部分や、余分だったと反省する部分も多々あります。何人もの方からご指摘いただいた通り、いくつものテーマを詰め込みすぎたこともあって、だらだらと長くなってしまいました。
イニシアティブという組織が、現実的に成立し活動できる可能性は低いと思いますが、それでもその理念やメンバーの行動などを考えるのは楽しい作業でした。このお話を読んだみなさまが、何か1つだけでも「考えるキッカケになった」と思っていただけるのなら、こんなに嬉しいことはありません。
いつもの通り、サブタイトルの出典などを上げておきます。
□罪と罰
ロシアの文豪、フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキーの代表作の1つより。ロシアのみならず文学史上の至宝ともいえる長編です。何通りかの訳がありますが、私が所有していて何度も読んでいるのは、米川正夫訳の新潮文庫版です。
□粗にして野だが卑ではない
城山三郎の同名ノンフィクションより。三井物産から旧国鉄総裁になった石田礼助の生涯の物語です。こういう豪快な経営者が最近いなくなったような気がします。
□ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル
テッド・チャンの中編より。SFマガジン 2011年1月号に掲載されています。近未来、実用レベルになったAI製品の開発者の話で、製品に対する思い入れに共感してしまいます。
□プロジェクトA
ジャッキー・チェンの映画より。ちなみに「Aチーム」は80年代に放送されていた「特攻野郎Aチーム」から。
□その汚れた起源
ハインラインの長編「異星の客」の第1章のタイトルより。SF的なのは前半だけで、後半は一気に精神的・思想的な展開に。ハインラインの代表作の1つですが、好き嫌いは大きく分かれるのじゃないかと。
□変革への序章
デイヴィッド・ブリンの<知性化シリーズ>の一応の終幕である、「知性化の嵐」3部作の第1作より。一応の決着は付いているものの、まだまだ謎が多く残っているシリーズ。続きはどうなっているのか。
□ハーモニー
2009年に早逝された伊藤計劃の最後の長編小説。HTMLタグが本文中に記述されていて、これが単なる表現技法ではなく、きちんと伏線になっているのが見事。2015年にアニメ化が計画されているそうですが、どうやって表現するんでしょうか。
□あるいは仕様書でいっぱいの海
エイヴラム・デイヴィッドスンの短編「あるいは牡蠣でいっぱいの海」より。現在、河出書房新社から奇想コレクションとして出版されている「どんがらがん」に収録されているタイトルは「さもなくば海は牡蠣でいっぱいに」ですが、「あるいは~」の方がしっくり来るので、こちらを使わせてもらいました。筒井康隆の「あるいは酒でいっぱいの海」は、この短編のパロディです。
□ワルツは踊らない
トム・デマルコの「熊とワルツを」より。本文中の「デマルコの熊の本」のことです。デマルコさんの本は、有名な「ピープルウエア」や「デッドライン」など、実用的なのに読みやすいという特徴があります。
□空白の叫び
貫井徳郎の同名小説より。少年犯罪をテーマにした物語ですが、犯罪を犯した側からの視点で書かれていて、読み応えがあります。
□決戦は金曜日
ドリカムの同名曲より。5枚目のアルバム「The Swinging Star」収録。
□蜂群崩壊症候群
本文中で荒木准教授が説明している通り、原因不明の理由でミツバチが消えてしまう現象です。日本では「いないいない病」などと呼ばれることもあります。この問題は、R・ジェイコブセン著「ハチはなぜ大量死したのか」(文春文庫)などで詳しく語られています。そんじょそこらのミステリーやホラーよりも、ゾッとさせてくれます。
□営業的な、あまりにも営業的な
ドイツの哲学者、フリードリヒ・ニーチェの「人間的な、あまりにも人間的な」より。まんがで読破シリーズで読破しました。
□神のサイコロ
量子論の根幹となる不確定性原理に納得できなかったアインシュタインが「神はサイコロ遊びなどなさらない」と批判したのは有名な話です。もっとも現代では、量子論の先として究極の万物理論の存在の立証が試みられているとか。
□新たなる希望
スターウォーズ Episode 4 より。全てはここから始まった。スターデストロイヤーがスクリーンいっぱいに広がるファーストシーンを観たときの衝撃は忘れられません。2015年12月公開予定の、Episode 7が今からとても楽しみです。
□オッドマン仮説
マイクル・クライトン著「アンドロメダ病原体」に登場する架空の理論より。読んだ当時――中学生ぐらい――は、実在する理論だと信じていました。いわゆるフェイク・ドキュメンタリーというジャンルの存在を初めて知ったのもこの小説でした。SFファンなら映画も必見です。
□恐怖の報酬
イヴ・モンタン主演の同名映画より。実にシンプルなストーリーですが、主役の4人の男たちのやりとりが魅力的です。タランティーノの「レザボアドッグス」は、これをオマージュしたのかな、と思うことがあります。
□ロングショット
ギャンブル用語(?)で、「大穴」のことです。機動警察パトレイバー初期OVAの第2話のサブタイトルに使用されていました。余談ですが、このOVAの第5話、第6話の「二課の一番長い日」を、「第2開発課の一番長い日」として、どこかで使いたかったのですが、どうにもあてはまる章がなくて断念しました。
□チャタムハウス・ルール
チャタムハウスとは、イギリスのシンクタンク王立国際問題研究所。王立ですが、政府の紐つきではなく独立した研究所で、ここで定められたのが「会議の出席者は会議で得た情報を自由に使用することができるが、会議での発言者とその所属機関を含む情報の出所を明らかにしてはならない」というルールです。
□全てのクズ共のために
THE BLUE HEARTS「終わらない歌」の一節より。
終わらない歌を歌おう クソッタレの世界のため
終わらない歌を歌おう 全てのクズ共のために
終わらない歌を歌おう 僕や君や彼等のため
終わらない歌を歌おう 明日には笑えるように
と続きます。
□命の別名
中島みゆきの同名曲より。本文中でアツコさんが口にする「命に付く名前を心と呼ぶ」が歌詞に含まれています。
□ありがとうとさようなら
映画「グッモーエビアン!」で大泉洋さん演じるヤグが叫ぶセリフより。試写会で観たのですが、ヒロインの親友役の女の子の演技がうまいなあと思っていたら、後に「あまちゃん」で有名になる能年玲奈さんでした。
□五十嵐さんのいない八月
小林久三の「皇帝のいない八月」より。映画の方が有名かもしれません。何を隠そう、私も映画しか観ていません。自衛隊のクーデターをテーマにした映画です。
□ずっとお城で暮らしてる
恐怖小説家シャーリイ・ジャクスンの小説より。超自然的な要素ゼロにもかかわらず、何ともいえない不快感にも似た後味がたまらない作品。
□歩み去る人々
「ゲド戦記」で有名なアーシュラ・K・ル・グィンの短編より。短編集「風の十二方位」収録。わずか数ページの一種の寓話ですが、鮮烈な印象を残す物語です。入手困難なので、古本屋さんなどで発見したら迷わずゲットしましょう。
「オメラスから~」ではなく「歩み去る人々」にしたのには理由があります。TBSで放映されていた、WOWOW x TBS共同製作ドラマ「MOZU」を毎週楽しみに見ていたのですが、第8話の終わり、次回予告でぶっ飛びました。長谷川博己演じる東が「オメラスって知っているか……」と語り出したのです。すでに最終章のタイトルもとっくに決めてあったので、思わず「おいおいおい」と叫びそうになったのですが。今さら変えるのもイヤだし、でも真似したと思われるのはもっとイヤだし、と悩みつつ「オメラスから」を取ることで妥協しました。
今回は重い話でしたので、次回作は日曜の夜8時に家族みんなで笑いながら読んでいただけるような、思いきり軽い話にしようかと思ってます。ラブコメか青春スポコンかゾンビアクションか何かで。
魏呉蜀 2014年6月16日 (月) 08:14
ぉお最終回、なんか寂しい。
木下が音読するところまで記事の中に入っちゃってる気がしますよ
wildcat 2014年6月16日 (月) 08:25
約1年ですか、どうやって話を終息させるのだろうかとハラハラしながら拝見していました。何は無くともお疲れ様でした。次回作も楽しみにしています。
で、内容については綺麗な終わり方ではないですけど、個人的には良かったですね。
多分否定的な意見が多く出るでしょうが、個人的にはイニシアティブの考えに賛同するタイプです。世間一般では弱者切捨てと罵られそうですが、(政治や人や環境のファクターはあるにせよ)自分の人生は自分で責任を取るものです。最近の人はその辺を忘れて自分で何もせずにヤレアレが悪いコレが悪いの評論家ばっかりだと思っています。自分で自分の人生を切り開かずにその結果切り捨てられても自業自得とも思って日々を過ごしています・・・(そう言うだけのものを目にしてきたとお考えください)
n 2014年6月16日 (月) 09:05
お疲れ様です。
カスミさんはくだらないプライドを守る為に自ら退社したのだから犠牲というのは言いすぎかな。