ウクライナ:ロシア戦車走行…関連映像を公開 NATO
毎日新聞 2014年06月15日 22時28分(最終更新 06月16日 01時02分)
【ブリュッセル斎藤義彦】北大西洋条約機構(NATO)は14日、ロシア製の戦車がウクライナ東部に侵入したとの情報に関連する映像や衛星写真を公表した。ロシアのウクライナ国境近郊を撮影した衛星写真では、今月6日に戦車が配置されたことが示され、NATOがインターネット上で発見した映像では、ウクライナ東部の町でロシア製とみられる戦車が映っている。
NATOは「ロシアがウクライナ東部の不安定化に関与している疑いがある」としている。
NATOが公表した商業用の衛星写真は、ウクライナ国境から約100キロのロシア南西部のロストフナドヌーに露軍が集まっている様子を写している。先月30日にはなかった戦車が6月6日に8台確認され、11日には10台になっている。
一方、11日にインターネット上に提示された映像では、ウクライナ東部ドネツクから東約15キロのマキエフカや、東約80キロのスネジュノエでロシア製の「T64」型とみられる戦車が市街地を走っている様子が映っている。