2014.6.15 17:02

巨人、九回に則本攻略で今季初6連勝! 零封負け寸前で意地

勝利しタッチを交わす巨人ナイン=コボスタ宮城 (撮影・山田俊介)

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 (セ・パ交流戦、楽天2-3巨人、4回戦、巨人3勝1敗、15日、コボスタ宮城)巨人は1点リードされた九回、坂本勇人内野手(25)の2点適時打などで逆転。5月28日の対戦で完封勝利を献上した楽天・則本昂大投手(23)を土壇場で打ち崩し、今季初の6連勝とした。

 零封負け寸前で巨人打線が意地を見せた。今季ここまで17イニング連続で無得点に抑えられ、この日も八回までわずか1安打に抑えられていたが、九回に先頭の長野が中前打を放ち反撃の狼煙を上げた。続く代打・高橋由が右前打を放つと、代走・鈴木の盗塁も成功し無死二、三塁。一打逆転のチャンスで坂本が8球目の外角149キロの直球を弾き返すと、中前2点適時打となり逆転に成功した。坂本は一、二塁間に挟まれタッチアウトとなったが、続く片岡が右前打で続き、松本が一ゴロに倒れる間に二進。二死二塁とすると村田の中前打で追加点を挙げ、土壇場で試合をひっくり返した。

 殊勲の坂本はお立ち台で「由伸さん(高橋)が最高の形でつないでくれたのでなんとか打ちたかった」と必死の思いで手繰り寄せた逆転打に、満足そうな笑顔を浮かべた。

村田(九回に3点目の適時打)「(先頭の)長野が出たことが大きかった。先頭が出て、もしかしたらと思った」

小山(五回途中無失点)「ボール先行でストライクを取ることに苦しんだ。劣勢の雰囲気をつくってしまった」

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