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行使容認 「歴代の英知 捨て去ることに」6月14日 5時52分
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昭和史の研究で知られるノンフィクション作家の保阪正康さんが13日夜、都内で講演し、憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認について「憲法と自衛隊の活動を調和させてきた戦後の歴代政権の英知を捨て去ることにならないか」と懸念を示しました。
出版に関わる人たちで作る労働組合が都内で開いた13日夜の集会にはおよそ140人が集まり、昭和史の研究で知られるノンフィクション作家の保阪正康さんが講演しました。
この中で保阪さんは、憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認について、「海外での自衛隊の活動について歴代の自民党政権は憲法との関係に悩みながら何とか調和させてきた。今回の動きは、積み重ねられたその英知を捨て去ることにならないか」と懸念を示しました。
そのうえで、「満州事変の時、国民に戦争の具体的なイメージはなかったが、14年後の昭和20年には多くの都市ががれきの山になっていた。その歴史を繰り返さないよう、私たちは今こそ歴史の教訓に学ぶべきだ」と述べました。
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